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まどか「上条くんになら何をされてもいいかなって」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:45:59.22 ID:FvQSopBv0
- さやか「えっ?」
まどか「ううん、何でもないよ、さやかちゃん……」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:47:15.25 ID:XaURpqZj0
-
お前、説教好きか?
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:48:08.71 ID:TIyrErgtO
- 上條
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:48:31.87 ID:fm5VfO9J0
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ー‐ァ.:::::::::{ 厶イ:::ハ/ `ニ ノ.:::jノ.::::::八/.:::'でうラヽ/.:::|:::::::::::::::::::\
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厶イ:::::::::ーヘ ´/ノ.::::::\_/.::::::/イ }
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- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:49:36.92 ID:FvQSopBv0
- おい早く書け
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:49:52.82 ID:tPVkhWwQ0
- なんだこれ
- 7 :結論から ◆HotHz4tVdI :2011/05/15(日) 10:50:15.06 ID:x3iWFt1L0
- まじでやめて
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:05:03.71 ID:JSQ6dKJp0
- 上条「さやかはそんなことをして楽しいのかい?」
さやか「え…」
上条「もう僕の左手は動かないのに…そんな僕にこんな嫌がらせをして楽しいかっていってるんだよ!!」
さやか「そっそんなこと…あたしは恭介に元気になってほしくて」
上条「もう散々なんだ!!もう弾けないんだよバイオリンは!!前にも言ったじゃないか!!」
さやか「でも、あたしは!!」
上条「もう僕に関わらないでくれ!!さやかなんか…もう……消えろ!!」
さやか「う…ううう」
上条「ちょっと待てよ」
上条「…え?」
上条「さっきから聞いていれば自分勝手な事言ってんじゃねえよ!!」
上条「てめぇはこの娘の優しさがわかんねえのかよ!!この娘がお前をどれだけ想ってるのか分かってそんなこと言ってんのか!!」
上条「な…君には関係ないだろ!!」
上条「ああ、確かに俺は他人だ…でもな、てめえみたいな分からず屋をほおっておけるほど冷めた人間でもねえんだよ!!」
上条「てめえの傲慢や、勝手な我侭でこの娘の親切や想いを踏みにじるんじゃねえ!!それでもわからねえってんなら…てめえの根性叩きなおしてやる!!」
的な展開がいい
- 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:10:01.78 ID:JHesIuWu0
- >>8
わけわからんww
上条と上條に分けてくれwww
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:11:15.87 ID:PiagniZJ0
- >>8
こいつ一人で何言ってんだ
- 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:11:39.58 ID:JSQ6dKJp0
- >>9
だってどっちも上条さんだし…
- 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:12:58.33 ID:JHesIuWu0
- >>11
面白いからそのまま続き書いてくれない?
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:16:33.70 ID:7h4//C9M0
- 昼休み。さやかちゃんが学校を休んでしまったので、私は独り、屋上のベンチに腰掛け、菓子パンを齧っていた。
上条「……隣、いいかな?」
まどか「……わっ。……え、上条くん?」
上条「鹿目さん、だよね。確か、さやかと仲良くしてた」
まどか「う、うん。えと、どうしたの?」
上条「ちょっと、ね」
困惑気味の表情で上条くんが微笑む。その後ろに、階段を駆け上がってきた仁美ちゃんが見えた。
まどか「……あぅ」
咄嗟に私は顔を背けて気づいていないフリをする。
上条「バレちゃった、かな。……最近、志筑さんがやたらと、ね。先客がいれば大丈夫かな、と」
まどか「そ、そんなの……!私、仁美ちゃんに悪い、よ」
ちょっと、女心がわからない、のかな。これじゃ、仁美ちゃんがかわいそう。私もすごく、気まずい。
上条「今日はちょうどさやか、休んじゃってるみたいだし、さやかの話聞いてるってことにしてさ。それなら君達の仲にも支障ないだろう。今だけ……さ」
小声で囁く上条くんの後方、走り去る足音を聞いた。腿が触れ合うほど近く、私達は隣り合って座っていた。
ここまで書いてたら先客がいたでござる
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:17:41.02 ID:E75TNIoy0
- 失恋したさやかと仁美がお互いの隙間を埋めあう感じでお願いします
- 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:19:06.48 ID:RXLLWE2x0
- >>13
期待してる
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:29:08.12 ID:dGB/fx1i0
- インデックスさんが魔女になるのはいつですか?
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:31:43.92 ID:XaURpqZj0
-
インデックス「この生き物イチゴ大福みたいで美味しいんだよwwwwww」 はむはむ
QB「(こ・・・これはマズイよ・・・)」
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:32:53.98 ID:7h4//C9M0
- 沈黙が続く。もう10分以上経ってる気がする……。
上条くんは、両腿に肘を衝き、合わせた手に顎を載せている。グラウンドを眺めている、というより、思案に暮れている、というか。
コロンと横になったら膝枕しちゃいそう。……って、何を考えているんだろ私。
まどか「……あ、あの」
仁美ちゃんがいなくなっても、黙ったまま。よくわからなくて。
口火を切ったのは、私だった。
上条「……うん?」
まどか「もう、大丈夫、ですよね」
上条「ふふ、どうして敬語かな」
なぜだろう。敬語になってた。
上条「この昼休みの間は、付き合ってよ」
まどか「……う、うん」
断る理由も、必要もない。けれど。気持ちが落ち着かない。
それきりまた、沈黙。
すごく、つらい。
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:39:28.17 ID:JSQ6dKJp0
- おおう、別の人が…スレ違になるしな、期待してる
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:02:11.70 ID:P/F0gBk10
- いいよ続けて
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:02:22.28 ID:7h4//C9M0
- 上条「……何も、聞かないんだね」
数刻して、上条くんが呟いた。
まどか「……?仁美ちゃんの、こと?」
上条「何でもだよ」
まどか「……だいたいは、知ってる、から」
上条「それでも。みんな訊くよ。志筑さんのことはともかく、僕の左手がどうだとか、音楽がどうだとか。
復学してまだ数日だけど、同じフレーズを何度繰り返したか分からない」
まどか「仕方ないよ。上条くんの回復ってすごいこと、なんだろうから。みんな喜んでるんだよ」
上条「物珍しさだと思うけどね」
まどか「……」
上条「……心地いい時間だ。気が休まる。静かで、平穏で。君といると、気が楽だよ」
まどか「……」
どうして。そんなことを言うのだろう。そんなひどいことを。
貴方を想っているのは、私じゃないのに。
それから、何度か上条くんは呟いて、それでも私は押し黙ってしまって、昼休みが終わった。
申し訳なくて、悪く思われて。
黙するほどに高まる自分の鼓動が、酷く疎ましかった。
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:02:40.68 ID:o7R7o8ZV0
- >>18
期待してる
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:06:52.51 ID:7YBJy1X80
- コロンと横になったら膝枕しちゃいそう。……って、何を考えているんだろ私。
コロンと横になったら膝枕しちゃいそう。……って、何を考えているんだろ私。
コロンと横になったら膝枕しちゃいそう。……って、何を考えているんだろ私。
コロンと横になったら膝枕しちゃいそう。……って、何を考えているんだろ私。
屑条殺す
- 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:23:27.51 ID:o7R7o8ZV0
- ほ
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:30:55.80 ID:7h4//C9M0
-
さやかちゃんが祈って、上条くんの左手は快復した。
復学して間もなく、仁美ちゃんはさやかちゃんに宣戦布告して。
仁美ちゃんは告白したみたいだけど、フラレたらしい。
それでも、諦められないのか、ことあるごとに上条くんに近寄っていた。
この数日。さやかちゃんは学校を休んでいて。連絡も取れなくて。
今までさやかちゃんがしていたような付き添い役が、今の仁美ちゃんみたいな。
さっきの昼休みは、驚いたけれど、やっぱり上条くんには、さやかちゃんが必要なんだと思う。
とにかく、探さないと。
- 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:40:41.57 ID:FvQSopBv0
- 支援
- 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:44:39.79 ID:NnAYorgzO
- さやか「ねぇ、弾けない音楽聴かされてどんな気持ち?ねぇどんな気持ち?」
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:48:12.28 ID:7h4//C9M0
- 昼食いってくる
遅筆で申し訳ない
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:50:57.58 ID:FvQSopBv0
- >>28おう、なるべく早く戻ってこいよ
- 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:11:11.54 ID:PRnZNLqe0
- ほしゅ
- 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:24:31.25 ID:FvQSopBv0
- まだか
- 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:30:20.84 ID:7h4//C9M0
- 放課後。
仁美「まどかさん……少し、お話が」
教室を出ようとしたところを、捕まってしまった。一緒に帰りながら話すことにする。
仁美「どういうことですの?」
まどか「え、えと。偶然ね?さやかちゃんのこと聞きたいって。ほら、最近、休みがちだったから」
合わせた口裏のままに告げる。
仁美「そう。そうでしたの。私てっきりまどかさんが……」
まどか「わっ、ないないっ、ないよ。そーいうんじゃない」
仁美「……それにしては。随分と長くお話していたようですのね」
まどか「それは。その。独りで教室帰っても、仕方なかったし」
仁美「私。まだ、諦めてませんの」
まどか「……うん」
もう少し、気を遣ってほしい。言外に、そんな匂いがした。
本当は、すぐに立ち去るべきだったのかもしれない。
でも、今の私にはさやかちゃんが心配で。だから、上条くんを傷つけたくなかった。
そう。そうなんだと、思う。
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:30:37.92 ID:UhHxILGQ0
- 期待
- 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:49:06.58 ID:UhHxILGQ0
- wktk
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:53:20.40 ID:ZIR73MgM0
- さやかはもう契約済みでまどかがこの調子……
オクタヴィア、か……
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:53:43.40 ID:7h4//C9M0
- ―――――
杏子「アンタさ。アタシが言ったこと覚えてないわけ?」
さやか「……何が」
杏子「自業自得の人生ってやつだよ。毎日毎日、魔女退治に明け暮れじゃあ、戻ってくる釣銭も投げ捨ててるよーなもんじゃねーか」
さやか「関係、ない」
杏子「オオアリだね。もう少しでグリーフシードを孕みそうな成り掛けの使い魔までヤられるんじゃ、文句も言いたくなる」
さやか「……知らないよ。そんなの」
杏子「そんなに坊やが怖いのかい?」
さやか「……はぁ?」
杏子「だってそうだろ?アンタはゾンビ体になった自分を見せるのが怖いんだ」
さやか「……わかった。魔女退治も気をつけるからさ。どっか行ってよ」
杏子「――アンタも坊やも同類だよ。変わってしまった身体に不貞腐れてさ。アンタはもっと坊やが前向きになって欲しいと願っていた癖に、今はアンタが自分の身体に嫌になってんだ」
さやか「……っ!!」
杏子「そんなんじゃ上手くいくはずないわな」
さやか「黙れ!!」
杏子「おーおー、こわい。まあ、アンタの恋路なんかどうでもいいけどさ。退散するよ」
- 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 14:10:00.40 ID:pj/TIM+A0
- ほしゅ
- 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 14:15:39.85 ID:7h4//C9M0
- イライラする。
ベンチの隅に林檎があった。
なおさらイライラして、叩き衝けたい衝動に駆られて、振り被る。
――食い物を粗末にするんじゃねえ。
そんな台詞を想起する。
勝手な女だ。いつも、いつも。人の気持ちなんて考えないで。
自分の考えばっか押し付けてきて。
投げ放つことなく、制服の裾で拭く。食べるつもりもないけれど、放置もできなくて。
何となくその置き土産を持ったまま、あたしは歩き出す。
程なくして前方に、仁美が見えた。隣にはまどかもいる。
木陰に身を隠しながら思う。
あたしがいなくても、きっとあんな風に日常は廻るのだろう。
仁美がフられたことは知っていた。それで彼女が諦めていないことも。
あたしは。
こんな身体になって。こんな身体で。
そんなこと、知らなかった。
知っていたらあたしは。……どうしていたんだろう。
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 14:32:37.88 ID:7h4//C9M0
- ―――――
それきり私達は黙ったままで、何度目かの丁字路で仁美ちゃんと別れた。
さやか「……まどか」
突き当たりの曲がり角に踏み入った時だった。
まどか「……さやかちゃん!」
さやか「うん」
まどか「心配したよ……全然、連絡も、取れなくて。家にも、いなくて」
さやか「うん」
まどか「……さやかちゃ、ん?」
さやか「さっきの話、どういうこと……?」
まどか「……え?」
- 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 14:34:46.07 ID:juOWg/TJ0
- C
- 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 14:51:59.98 ID:pyQbjWfS0
- ほしゅしゅ
- 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:00:48.29 ID:7h4//C9M0
- さやか「まどかも、恭介のこと」
まどか「ちが……っそういうんじゃない」
さやか「……」
まどか「ちょっと、話そ。全部、話すから」
さやかちゃんには、嘘をつきたくなかった。
もちろん、仁美ちゃんにも、そうだけど……。
近場のベンチを探して、二人で座る。
私が独りで食べているところに上条くんが現れて。
それは追い回す仁美ちゃんから逃げてのことで。
上条くんはちょっと疲れている様子で。
私達はほとんど沈黙したままで。
そのことを仁美ちゃんに問い詰められていたわけで。
私は、そんな昼休みの数十分と帰り道の話を、なるべく丁寧に説明した。
さやかちゃんは静かに耳を傾けていた。
――君といると、気が楽だよ。
そう呟いたことだけは言えなかった。
きっと、上条くんもつらくて、何かの気の迷いだろうから。
余計な事、だと思うから。
- 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:10:36.51 ID:UhHxILGQ0
- 支援
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:15:34.66 ID:rIQzyP6Q0
- 恋愛なんて全部気の迷いの延長みたいなものだぜ
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:17:43.77 ID:ZeE1nCIh0
- 自分恋愛とか関係ないのに巻き込まれるのが一番面倒だわ
勝手にやってろってかんじなのに相手ムキになるし
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:32:19.39 ID:kbxbYX0d0
- NTR・・・
- 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:41:26.51 ID:ZeE1nCIh0
- まだか☆マダカ
- 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 15:46:51.16 ID:7h4//C9M0
- ―――――
まどか「――だから、きっと、上条くんには、さやかちゃんが必要なんだよ。さやかちゃんが側にいないとだめなんだよ」
あたしはまどかに促されて、再び杏子って奴と話したベンチに戻ってきていた。
何があったかは分かった。少しでもまどかに嫉妬していた自分がイヤになる。
仁美は、相当健気に頑張っているらしい。そんな過熱が、恭介には逆効果であることを、あたしは知っている。
さやか「そう、なのかもしれない。そうなんだと思う。腐れ縁だし、何となく、分かる気がする」
まどか「魔法少女が大変なのは分かる、けど……もし、できるなら、会ったり、とか、学校にも来たり、とか」
さやか「――それでもさ。あたしがゾンビなのは、変わらない」
あいつが言っていたことが図星のようで苛立たしい。それでも、あたしは、いやなんだ。
まどか「だって……っ」
涙をぽろぽろと零しながら、言葉が続かないまどか。
さやか「うん……分かった。会ってはみるよ、そのうち」
まどか「……本当?」
さやか「会うだけ。会って話すだけ。こんな身体で、恋とかそんなことは言わない。ただの、幼なじみとして、会う」
願いが叶って、でも、私はまだ、消えたくなかった。だからといって、自業自得だとか、お釣りを取り戻すだとか、そんな気にもならなかった。
どうすればいいか、分からない。
ただ、まどかのために、この場を乗り切るために、私は、そんな約束をした。
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:06:11.60 ID:FvQSopBv0
- 支援
- 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:20:07.16 ID:cXIG6xmX0
- ほ
- 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:22:01.10 ID:7h4//C9M0
- ――――
翌日。さやかちゃんは学校に来なかった。
いきなりは、難しかったのかもしれない。
そうして昼休み。
上条「……隣、いいかな」
独り屋上で過ごしていて、再び上条くんに声を掛けられる。
まどか「……うん。仁美ちゃん……?」
上条「そんなところ」
まどか「……足、まだ悪いのに、大丈夫?」
エレベーターがあるとはいえ、松葉杖をついてわざわざ来るのは大変だと思う。
上条「かえって逃げ場としてはね。見当付けづらいだろうから」
昨日、すぐに仁美ちゃんは駈けつけたというのに、そんなことを言う。
まどか「そう、なんだ」
また、腿が触れ合う距離。昨日と同じ姿勢。
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:34:54.32 ID:mXDCQhm/0
- ほす
- 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:37:54.64 ID:7h4//C9M0
- 不自然なほどに近い。
何だか怖くて、昨日は離れられなかった。
今日は、少し立ち上がって距離を取る。
反応はなかった。
黙ったまま、虚空を見つめている。
まどか「さやかちゃんとは、どうなの、かな」
気まずい時間が過ぎて、話題に困って。唐突だけど、気になることを聞いてみた。
上条「気になる?」
まどか「わっ。そうじゃなくて」
悪戯げに微笑む上条くん。
上条「そうじゃない?」
まどか「え、えと、そうじゃなくなくて。さやかちゃんの、友達として」
上条「ふふ。幼なじみだよ」
まどか「んー、と……その」
上条「……すごく世話になった。心配も掛けた。だからいつか、恩返しはしたい」
まどか「そっか……」
上条「……今日、一緒に帰ってくれないかな?鹿目さん」
- 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:47:28.51 ID:juOWg/TJ0
- 無意識に火種を蒔く男だな
- 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:49:30.99 ID:ZeE1nCIh0
- くそう上条の奴・・・ユ゙ルザン!!!
- 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:55:49.17 ID:ZIR73MgM0
- おいおい上条さん、あんまりまどかに手を出すと時間停止使いが黙ってないぞ
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 16:57:07.78 ID:7h4//C9M0
- まどか「え」
上条「鞄を持ちながらの松葉杖は大変で。志筑さんは逆方向だから申し訳ないし」
まどか「わ、わたしも仁美ちゃんと大して変わらないっ」
上条「君だと気兼ねしなくていい気がして、何だか落ち着くんだ。それに、保健委員だし」
まどか「関係、ないっ。それに昨日、今だけって……話がちがう、」
上条「それでも、君はここに独りでいた。隣に座っても拒絶しなかった」
まどか「拒絶、って……」
なんだか、雲行きが怪しい。な、なんで?
確かに、歩くのは大変なのかもしれない、けど。
ここまで、一人で来るほどの元気はあるんだから。
上条「ダメ、かな……?」
まどか「昇降口までは、付き添います、けど。それからは、お、お断りしますっ」
そう言いながら、立ち上がり教室に帰ろうとする。なんか、こわい。
上条くんにもしものことがあったら、さやかちゃんにわるい、けど。でも、これで一緒に帰るのはもっと、悪い。
上条「待って」パシッ
咄嗟に手を掴まれる。
上条「校内限定なら、それでもいいよ。だから、教室まで付き合ってくれないと。保健委員なんだから」
- 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:00:38.66 ID:UhHxILGQ0
- 恭介ェ…
- 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:04:46.89 ID:aNjuHqT60
-
円 円
環 環
の , -─-、 の
お ,マミ-─-'、 お
断 ν*(ノノ`ヽ) 断
り ξゝ゚ω゚ ノξ り
/ 巴 \
円 ((⊂ ) キノ\つ)) 円
環 ∠/r'⌒ヽ 環
の ヽ ヘ } の
お ノノ `J お
断 断
り り
- 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:08:16.91 ID:kbxbYX0d0
- こんなマミさんまでww
- 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:10:38.28 ID:7h4//C9M0
- ―――――
まどか「うぅ……」
結局、そのまま引き戻され、昼休みが終わるまで、二人、無言で過ごした。
確かに、保健委員だから、ホントは付き添って、転んだりしないように見てるべきなのかもしれない、けど。
ううん。そんな感じじゃない。いくらニブい私でも、この変な感じぐらい、分かる。
明日からは、教室で食べようと思う。
放課後になって、上条くんを昇降口まで送り届けた。お互い、終止無言。
元気そうに見えたけど、やっぱり歩くのは大変そう。
でも、うん、一緒には帰れない。
帰り道の方向は、校門を出てから一緒。
何だか、上条くんもそれを狙っていたような気がしたので、さっと踵を返し反対方向に歩き出す。
反応は、なかった。
久しぶりに、マミさんの部屋、行ってみよう。
きっと、掃除とか、必要だと、思う。
- 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:11:29.52 ID:m+tsKuT/0
- 上条って付くやつには碌なやつがいないな
- 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:12:36.20 ID:UhHxILGQ0
- マミさん、この上条くんに円環の男割りしてあげて
- 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:31:22.29 ID:7h4//C9M0
- ―――――
上条恭介の素行がおかしい。
昨日に続いて今日もまどかと共に昼休みを過ごす。
まどかも保健委員として、校内の付き添いを申し出ている。
二人はほとんど話さず、まどかも事務的に対応しているようではあるけれど。
こんな事態は、今までの"ループ"には無かった。
何の介入も無しに志筑仁美が上条恭介に失恋するケース自体初めてであったが。
これは、上条恭介の好意が、まどかに向いているということ、なのか。
どう捉えればいいのだろう。
もし、まどかが恋に目覚めるならば、魔法少女にならなくて済むだろうか。
いや、そうじゃない。美樹さやかなんてその典型。
でも。それを見ているまどかなら。
一度失敗を見ているまどかなら。
決して魔法少女になることなく、人間としての幸せを求められるだろうか。
まるで、略奪愛のような形だけれど。
もう少し、観察を続けてみるべき、だろう。
それにしても。
嫉妬とは、こんなにも胸をくるしくさせるのか。
- 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:37:15.27 ID:o7R7o8ZV0
- 子淵
- 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:40:04.87 ID:cXIG6xmX0
- 読点多すぎ
- 67 : 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2011/05/15(日) 17:42:31.91 ID:pVl/2Eh/0
- 上条死ね
- 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:53:08.05 ID:ZIR73MgM0
- ほむらはまどかが幸せならそれでいいよ派か
試練の時だな
- 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:53:11.27 ID:5J47RVNOO
- NTR
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:56:42.75 ID:SJfnLQilI
- なんだかlife思い出すわ
- 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 17:58:14.18 ID:7h4//C9M0
- ―――――
結局、学校には行けなかった。
いまさらただのJCみたいな生活、できるはずない。
少なくとも、今はまだ、気持ちの整理がつかない。
下校時間から更に一時間ほど置いて、あたしは恭介の家に向かった。
さすがに家には着いている頃だろう。
インターフォンの前に立つ。懐かしいヴァイオリンの音色が扉の向こうから聞こえてくる。
つい最近もこんなことがあって、その時は杏子に色々と言われたのだった。
何を話せばいいか分からない。
何も話せないかもしれない。
それでもいい。
もともと深入りしないつもりだった。
あたしが好きだった音を、聞かせてもらって、それで帰ろう。
それでいい。
あたしは少し、深呼吸をして、呼び出しボタンを押し込んだ。
- 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:06:38.72 ID:7h4//C9M0
- 用事で少し開きます
再開は20〜22時頃
自分のスレではないので他の方もどんどんどうぞ
ノープランですが残ってる限りは最後までやります
遅筆もあり本当に申し訳ない
- 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:12:39.53 ID:ZeE1nCIh0
- とりあえず完走さえしてくれれば他のことは許す!
- 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:13:53.83 ID:ZIR73MgM0
- 乙
出来る限りのハッピーエンドを期待してるぜ
- 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:31:46.35 ID:ud2eRgHc0
- ほ
- 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:46:42.20 ID:5J47RVNOO
- 保守
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