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まどか「上条くんになら何をされてもいいかなって」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:45:59.22 ID:FvQSopBv0
- さやか「えっ?」
まどか「ううん、何でもないよ、さやかちゃん……」
- 101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:16:51.02 ID:HeDIlN0vO
- 支援
- 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:20:31.66 ID:QD2rKloS0
- 帰ってきてたか
支援
- 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:25:19.69 ID:7h4//C9M0
- 上条「じゃあ、放課後。うちに来れる?」
さやか「……どーしたの?恭介こそ。なんか変だよ」
上条「側に、いてよ。前みたいに。入院してたときみたいに」
さやか「なに、それ。……甘えちゃってる?」
上条「真剣だよ。この数日、さやかがいなくて、寂しかった」
さやか「……っ!」
不意打ちだった。また、泣きそうになる。
そんなことを言われたのは、初めてで。さっきまで、あんなに素っ気なかったのに。
さやか「…………あたしより。まどかの方がいい、んじゃない?」
上条「昨日、鹿目さんと昼休みを一緒に過ごしたよ。最初は偶然だった。さやかはいないし、志筑さんにも追い掛けられていて」
その話は知っている。けど。
上条「今日も一緒させてもらった。昨日、居心地が良くて、今日も寂しくて。さやかと雰囲気が似てるのかもしれない」
さやか「だったら……っ!」
上条「――聞いて。違うんだ。違う。鹿目さんを好きなら、こんなことさやかに言わない。
僕は、寂しかった。最低かもしれないけど、誰でもよかった。誰かにさやかを求めていた。でも、やっぱり、僕が求めていたのは、この時間だった。全然、違う。
今、こうして、さやかと二人で、話しているだけで。やっぱり、これがいいんだ、って。そう思う」
- 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:26:46.68 ID:5J47RVNOO
- 上条の考えが分からない
- 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:33:12.05 ID:juOWg/TJ0
- この会話だけならハッピーエンドっぽいが…?
- 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:43:53.61 ID:UhHxILGQ0
- 上条(あともう一押し…ティヒヒ、ちょろいもんだ)
- 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:45:07.90 ID:EnRq9ub7O
- >>48
さやか「そう、なのかもしれない。そうなんだと思う。腐れ縁だし、何となく、分かる気がする」
くされみどりって読んじまった
- 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:46:30.52 ID:7h4//C9M0
- 上条「だから、側にいてよ。学校にも来て、うちにも来て」
さやか「……分かんない、ってば」
上条「どうして、泣くの」
さやか「……泣いてない」
上条「泣いてるよ。それに分からない、って。酷いこと言って、やっぱり僕はさやかに嫌われたかな……」
さやか「そーじゃない……!!いきなり、過ぎて」
上条「そう、かもしれない、けど。不安なんだ。別に、特別なことじゃない。今まで通りでいい。
ただ、僕にはさやかが離れていってるように思えて。それが、怖くて」
ずっと欲しかった言葉を、聞いている気がする。
恭介が私を求めてくれて。
あたしだけが恭介を想っているんじゃないんだって。
さやか「……ありがと」
それなのに、どうしてこんなにつらいのか。
上条「どうして……」
"側にいる"。"離れないよ"。そんな嘘を、今度は吐けない。
さやか「ごめん。……帰る」バッ
上条「さやか……っ!」
- 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:48:29.19 ID:7YBJy1X80
- まるものBGMが妙に合っていて股間から白い涙が流れてくる
- 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:59:41.47 ID:UhHxILGQ0
- ハラハラ
- 111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:09:09.35 ID:4hFkFIv00
- 実際上条はまどかのが相性いい気がする
- 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:14:48.14 ID:o7R7o8ZV0
- >>107
ワロタ
- 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:16:03.36 ID:FvQSopBv0
- まどかはまだか?
- 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:16:12.83 ID:7h4//C9M0
- ―――――
マミさんの部屋。
何日振りだろう。
前に一度、ちゃんと掃除してから、結構経った気がするけど。
埃を被っているわけでもなくて。
誰もいないから、当たり前、なのかな。
遠縁の親戚はいるって聞いたから、そう遠くないいずれ、この部屋も誰かのものになるのかもしれない。
ねえ、マミさん。
私、どうすればいいのかな。
ここに来るたびに、自分の無力さが思い出される。
自分が、魔法少女に"なるかもしれない"存在なのだと思い知らされる。
私は何を願えばいいのか。
ひとつの希望を叶える代わりに全てを諦める。
それは分かる、けれど。
本当に私は、このままで、いいのだろうか。
- 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:17:03.66 ID:q0cPgHx00
- あんこ「上条くんになら何をしても良心が痛まないかなって」
- 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:21:09.23 ID:P/F0gBk10
- さっさとまどかにNTRれろよ
- 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:29:23.99 ID:ZIR73MgM0
- マミさん生きてるのかと一瞬思った
残された部屋に来たのね
- 118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:40:49.82 ID:ud2eRgHc0
- 保守
- 119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:41:55.54 ID:7h4//C9M0
- ―――――
杏子「よぅ」
恭介の家を出ると、前と同じ場所に杏子がいた。
無視して歩き出す。
杏子「ちょ、おい!無視すんなよ」
こいつと話している気分じゃない。
独りになって、独りで考えたい。
さやか「……魔女退治は最新の注意を払って遂行致しますので」
杏子「そうじゃねえ。話ぐらい聞かせなよ」
さやか「人を尾行るやつに話なんてない」
杏子「ツけてねーよ。通り掛かりに耳を傾けてみたらヴァイオリンの音が"聞こえなかった"からねえ」
さやか「どうでもいい」
あたしは足を速める。
杏子「待てって。うまくいったかどうか。それだけ聞いたら退くさ」
さやか「……うまくいくも何もない。あたしは恭介の側にはいられないんだから」
杏子「なんでだよ」
さやか「……五月蠅い、嘘吐き」
- 120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:46:02.59 ID:o7R7o8ZV0
- 子淵
- 121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:46:51.50 ID:UhHxILGQ0
- SAYAKA…
- 122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:49:01.76 ID:ZeE1nCIh0
- はよ
- 123 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/05/15(日) 22:55:04.01 ID:vyE+hQsC0
- あんこにむかってなんだその態度は!!
- 124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:05:23.19 ID:FvQSopBv0
- あんこもかみやんの事が気になるのか?
- 125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:08:48.77 ID:7h4//C9M0
- 杏子「まだ顛末どころかアウトラインも聞いちゃいないよ」
さやか「少女漫画でも読んでろよ」
こんなときに限って信号待ちにぶつかる。
雨でも降ればいいのに。
杏子「坊やはアンタに惚れてるはずだ」
さやか「……知った口聞かないで」
杏子「アンタは嘘を吐くのが下手だね。それで、何が気に喰わない」
さやか「……っ!こんな身体で……っ!」
杏子「――どんな身体だよ。歳もとれば、成長もする。怪我だってすれば回復もする。ただ、人より丈夫で、"修理"が利くってだけじゃねーか」
さやか「……何が!?何が"ただ"だ!!」
――いい加減にしつこくて、耐えられなかった。
さやか「人外で!いつ消えるかも分からないような!そんな身体でっ役目でっ!
どうして人に好かれていられるって言うわけ!?」
杏子「魔法少女じゃなくたって人間てのはすぐ消えるんだよ。馬鹿みたいな偶然でさ。
人間の癖に人外みたいな畜生も腐るほどいる。魂の在り処?んなもん笑い草だ。
誰にも分かんーよ、魔法少女だの人間だのそんな区別は。どうしてアンタが気にする必要がある」
さやか「違う!そんな話じゃない!!」
- 126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:10:01.62 ID:Z8qkAfZ30
- あんこちゃん頑張れ
- 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:15:08.13 ID:ZeE1nCIh0
- 支援
- 128 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/15(日) 23:15:26.50 ID:NG6BY73T0
- a
- 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:18:52.96 ID:ZeE1nCIh0
- スローペースなのは溜まってないから?
- 130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:19:49.73 ID:7h4//C9M0
-
話にならない。
何を言っても変わらない。
淡々とした口調がなおさら苛立たしい。
信号が青になる。私は杏子をおいて走り出す。
杏子「……くっ!この分からず屋が!!」
どっちが。
アンタとあたしじゃ、違うんだ。
重きの置き場所が。
もう頭の中がごちゃごちゃで、よく分からないけど。
独りにして。
あたしを放っておいて。
- 131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:24:25.71 ID:7h4//C9M0
- >>129
全然書き溜まってないです
毎レス毎レス必死でひねり出してます
申し訳ない
- 132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:27:40.00 ID:z4desv430
- まさか上条の野郎、全員攻略する気か?
- 133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:28:35.93 ID:ZeE1nCIh0
- いや、頑張ってるんだな
頑張ってくれ多少無理やりでも完結させてくれれば
- 134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:28:41.93 ID:UhHxILGQ0
- QB「君は神上にでもなる気かい?」
- 135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:30:07.36 ID:7h4//C9M0
- ―――――
独りになりたくて、独りで考えたくて、向かった先。
さやか「まど、か……?」
マミさんの部屋には、まどかがいた。
まどか「え……さやかちゃん?どうしたの……?」
今、一番会いたくない、私の親友。
よりにもよって。
遅かれ早かれ話さなくてはいけないのだろうけど。
さやか「色々、あって。……恭介と、話してきたよ」
私は考えるなと、そういうことなのか。
今話せと、そういうことなのか。
まどか「……そっか」
さやか「寂しいって。側にいてほしいって、言われた。まどかの言う通りだった」
まどか「うん……」
さやか「……まどかさ。恭介のこと、どう思う?」
- 136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:37:10.39 ID:ZeE1nCIh0
- 過疎ってるのが悲しいが俺は見てる
- 137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:38:26.27 ID:ZIR73MgM0
- しえん
- 138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:40:39.56 ID:aNjuHqT60
- 君はそげぶにでもなる気かい?
- 139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:41:30.73 ID:P/F0gBk10
- しえん
- 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:47:42.04 ID:z4desv430
- ちくしょう、明日早いからもう寝ないと・・・
せっかく良作っぽいのに。
- 141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:48:17.60 ID:ZeE1nCIh0
- どうせテスト勉強で3次くらいまで起きてなきゃいけないし気長に待つかな
- 142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:56:08.90 ID:7h4//C9M0
- ―――――
さやか「……まどかさ。恭介のこと、どう思う?」
まさか、さやかちゃんが同じ時間に来るとは思わなかった。
寂しいと、側にいてほしいと、上条くんに言われたという。
それなのにさやかちゃんは泣き腫らした顔で、悲痛な面持ちで。
どうして、こんなことを訊くのだろう。
まどか「……え、えと。大変だな、って」
さやか「そうじゃなくて、さ。異性として」
まどか「……分からないよ、まだ、全然知らない、し」
さやか「見た目は?一緒に過ごして、どう思った?」
なんだか責めるような口調で、私を捲し立てる。
まどか「な、何……?どうしたの?なんで、私……?」
何があったのか。見当もつかなくて。
立ち続けで話していたさやかちゃんがマミさんのベッドに腰掛ける。
一呼吸おいて、返事が発せられた。
さやか「恭介の側に、いてあげてくれないかな」
- 143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:57:02.55 ID:rlXaXlam0
- せつねぇなぁ……
- 144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:59:48.63 ID:ZeE1nCIh0
- さやかって御託ならべていろいろ言ってるけどどのルートでも結局こんな感じになりそうだな
ヘタレさやかちゃん嫌いじゃないわ
- 145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:00:51.63 ID:Y9Om6W8B0
- さやか……
- 146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:10:45.78 ID:+h/5qjzd0
- 寝るときはいえよ
- 147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:14:19.11 ID:D6Ii/RdI0
- 二時か三時ぐらいまで粘ります
がんばりますが終わるかは微妙
明日は休みなので残っていれば明日もがんばります
重ね重ね申し訳ない
保守感謝
- 148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:18:23.31 ID:HwPyxp2m0
- >>147がんばって
- 149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:18:54.94 ID:ymbS9W6c0
- ほし
落ちるのだけは避けたい
- 150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:22:19.04 ID:R8XYA19AO
- 面白いよ
頑張って
- 151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:24:54.48 ID:3OvSjJvYP
- ぜひ続けてほしい。
- 152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:35:32.84 ID:ymbS9W6c0
- 保守
- 153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:38:19.41 ID:D6Ii/RdI0
-
まどか「な、なんで……?だって、さやかちゃん、上条くんに言われて、それなのに」
さやか「でも、あたしは恭介の側には、いられないから」
まどか「そんなこと……!」
さやか「あるんだよ。私ね、恭介のこと、好き。でも、
今の私は、魔法少女の美樹さやかじゃなくて、美樹さやかを演じる魔法少女なんだ。逆転しちゃってる。
恭介を好きになった私も、恭介が好きになった私も、もうどこにもいない」
まどか「違うよ!だって、上条くん、今のさやかちゃんに言ってるんだよ?いないなんて、そんなの……」
さやか「錯覚だよ。恭介の前では一般小市民美樹さやかを演じてしまってる。
魔法少女美樹さやかとして恭介と接することは絶対にできない。
だって、私の願いは、恭介だったから」
まどか「……分からない、よ」
さやか「うん。そーかも、ね。でも、自棄になってるわけじゃないんだよ?
あたし、最後までちゃんと、魔法少女として闘って、生きようと思う。
恭介のためになったんだから。あたしの想いが本物だったって、証明したいから。
だから、まどかには、恭介の側にいてあげてほしくて。
すごく勝手なこと言ってるのは分かってる。
でも、寂しいなんて泣き言言ってる恭介ほっといて、私、闘えない。
無理に言うつもりもない、けど。こんなこと、まどかにしか頼めないってのも、ある。
付き合うとか、そんなんじゃなくてもから。ただ、たまに恭介の側にいてあげてほしい」
- 154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:41:56.80 ID:3OvSjJvYP
- しえ
- 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:42:24.44 ID:pThKIMvo0
- 年頃の女の子に「特定の男子の傍にいろ」だなんて、ひでえ頼みだ
- 156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:43:21.69 ID:Y9Om6W8B0
- 面白いから最後までみたいが、明日仕事なんだよな
- 157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:57:52.50 ID:Y9Om6W8B0
- 保守
- 158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:02:28.39 ID:wLcN16va0
- NTR NTR
- 159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:07:11.43 ID:D6Ii/RdI0
-
言い終えて、さやかちゃんは、むせび泣いた。
叫ぶような嗚咽だった。
違う、違うと、時々うわ言のように繰り返しながら、マミさんの枕に縋っていた。
私は寄り添うように座って、落ち着くのを待つしかなかった。
背中をさすってあげながら、思う。
本当に、これでいいのか。
さやかちゃんが言っていることは、きっと嘘じゃない。
でも、泣いている。
違うのは、涙なのか、それとも、気持ちなのか。
私は、どうすればいいのか。
- 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:07:36.60 ID:3OvSjJvYP
- しえ
- 161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:09:04.55 ID:HwPyxp2m0
- 実はまんざらでもなさそうなまどかちゃんかわいい
- 162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:09:29.52 ID:TYKj/0m90
- マドカァ「さやかちゃんを苦しめている元凶である上条くんを消せば、さやかちゃんはもう何も怖くなくなるよね…」
- 163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:19:18.38 ID:Y9Om6W8B0
- 保守
- 164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:25:52.62 ID:D6Ii/RdI0
- ―――――
まどか「……落ち着いた?」
さやか「うん……ごめん」
まどか「ううん」
さやか「本当はイヤで泣いた、とか、そういうのじゃない、から」
まどか「うん。……その、上条くんについて、だけど」
さやか「……うん」
まどか「いいよ、上条くんのこと。なるべく、気遣うように、してみる」
さやか「そっか……。ありがと」
まどか「でも。私が魔法少女になるまで、だよ」
さやか「……願い事、決まったの?」
まどか「ううん。でも、いつか、決まるかもしれない。私も、全てを捧げてでも、叶えたい願い、みたいな」
さやか「そっか。そうだよね。いいよ、それまでで。受けてくれるだけで、嬉しい」
まどか「うん。それとね、もうひとつ」
さやか「……?」
- 165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:34:25.56 ID:HwPyxp2m0
- 仁美ちゃんは?
- 166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:39:37.36 ID:Y9Om6W8B0
- 緑のことなんか気にするな
- 167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:43:19.61 ID:D6Ii/RdI0
-
まどか「"魔法少女として"、上条くんに向き合えるようになったら、逃げないで、ちゃんと向き合ってほしい」
さやか「……そんなの。無理だよ」
まどか「ううん。そんなことない。きっと、いつか、向き合えるようになるよ。上条くんも、きっと受け入れてくれると思う」
さやか「……」
まどか「いつか、さやかちゃんとバトンタッチするの、楽しみにしてるから。その時まで、上条くんの側にいれるかは、わからないけど。
でも、上条くんが独りでいる間は、なるべく気遣ってみる」
さやか「……まどかが意外と強情だったこと、忘れてたかも」
まどか「さやかちゃんこそ。
……魔法少女は、大変かもしれないけど、まだ、やっぱり、"美樹さやか"は居るって、私は思うから。
だから、どっちも捨てないで、頑張ってほしい。それが、私のお願い」
さやか「なかなか、無茶言うね……」
まどか「勝手なこと言って、ごめん」
さやか「ううん、それはあたし。……頼むよ。お願いします」
まどか「……うん。さやかちゃんも、どうか、頑張って」
- 168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:53:21.21 ID:3OvSjJvYP
- しえ
- 169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:59:20.84 ID:ymbS9W6c0
- これはなかなか
- 170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:03:24.13 ID:NHzbBNNV0
- イイヨー
- 171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:09:57.96 ID:D6Ii/RdI0
- ―――――
そんなこんなで、私は上条くんの側にいることになって。
まどか「あの、今日、一緒に帰っても、いいかな……?」
翌日、そんな風に私に切り出された上条くんは、逆に当惑していた。
さやかちゃんは、学校に来るようにはなったものの、上条くんとは一切のコンタクトを取らなくなった。
傷心気味の上条くんに、私は時折接近して、のんびりしたり、時々ぼそぼそ話したり。
本当にこれが正しいのかは、分からないけれど。
それでも、上条くんは、徐々に傷を癒し心を開いてきていると思えた。
仁美ちゃんは相変わらずだったけれど、そのたび私が上条くんをフォローするので、私との仲は疎遠になりつつある。
仁美ちゃんも大切な友達だけど、やっぱり、こればっかりは、仕方ないと、思う。
そうして、一週間の時が経ち。
私と上条くんは、屋上でいつものようにまったりしていた。
昼休みや放課後は、お互い、どちらとなく誘える程度の仲にはなっていた。
- 172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:15:29.65 ID:3OvSjJvYP
- しえ
- 173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:16:13.13 ID:Y9Om6W8B0
- 保守・フィナーレ!
- 174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:17:21.25 ID:4zUX1rfs0
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- 175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:27:01.11 ID:R8XYA19AO
- ほむほむ絶賛発狂中
- 176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:27:14.08 ID:ymbS9W6c0
- しえほしゅ
- 177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:35:08.88 ID:D6Ii/RdI0
-
まどか「松葉杖、まだ持ち歩いてるんだ?ホントは、もう大丈夫なんだよね?」
上条「それは、そうだけど。……鹿目さんを誘う理由がなくなる」
まどか「私はお昼、いつもここにいるから。上条くんが来たいなら、来ればいーよ」
上条「……いいの?」
まどか「そんな大袈裟なことじゃないよ」
上条「ありがとう。嬉しいよ。……ひとつ、聞いてもいいかな?」
まどか「うん……?」
上条「どうして、そんなに君は、優しくしてくれるのか。……もしかして、同情されてる?」
まどか「さやかちゃんと疎遠になったことなら、かわいそーだなとは思う」
上条「……やっぱり」
まどか「でも、それだけじゃないよ。優しく、ってつもりもないけど。ただ、上条くんの側にいたいなって」
上条「どうして……?」
まどか「うーん。色々ある、けど。とにかく、私が一緒にいたいな、って思うから。それは心から、本当に」
上条「……恋?」
まどか「そういうことじゃ、ないんだよね。そんなことも、いつか、あるかもしれないけれど」
- 178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:40:29.84 ID:3OvSjJvYP
- しえ
- 179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:42:31.05 ID:ymbS9W6c0
- 上条め・・・くそぅ
しえん
- 180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:43:52.34 ID:KG34vKoC0
- しえん
- 181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:47:32.61 ID:wLcN16va0
- まどか=先生
さやか=K
上条=御嬢さん
- 182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:48:02.70 ID:3OvSjJvYP
- こころにすんなw
- 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:50:03.84 ID:ymbS9W6c0
- こころは青い文学シリーズのやつしか見たこと無いぜ・・・
授業は山椒魚まで
- 184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:57:30.90 ID:D6Ii/RdI0
- ――――――
杏子「結局、アンタ、私と同じになっちゃったね」
さやか「そんなこともないよ。私の願いは、まだ、続いている」
杏子「やってることはおんなじさ。お釣りを稼ぐために、買い物するようなね」
さやか「それならあたしはただの主婦かなんかだよ。ただ、毎日の生活のために買い物している。お釣りに執着することもあるかもしれないけど」
杏子「認めた」
さやか「うるさい。だいたい、アンタが買い物の話してる方がちゃんちゃら可笑しいね。その林檎は幾らだったのかなー?」
杏子「ふふ、残念だけど、ちゃんと買ったものだよこれは。日銭くらいは何とかしてるさ」
さやか「なら、貰おうかな」ヒョイッ
杏子「んなっ。アタシの貴重な昼食を……」
さやか「なはは。まだまだあるんだからいいーじゃん」
杏子「そうは問屋が卸さないさ。キャッシュが見当たらないねえ?」
さやか「今度、生きていたら払うよ」
杏子「当てにならなそーだな。そんときは林檎3個分くらいは貰い受けないと」
さやか「アンタも現物供えられないようにね」
杏子「ルーキーがよく言うよ。まったく」
- 185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:57:49.79 ID:ymbS9W6c0
- 落とさせんぞ
しえん
- 186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:00:34.99 ID:D6Ii/RdI0
- 三時だけどあと数レスで終わるので続行します
保守感謝
- 187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:03:03.06 ID:wLcN16va0
- >>183
アニメ版だっけ
昔みて原作レイプ酷過ぎて吹いたわ。あれ
- 188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:04:47.56 ID:KV3Rxvhk0
- お、終わるのか
期待
- 189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:10:16.11 ID:ymbS9W6c0
- 眠い!
でも続きが見たい!
でもねむい!
- 190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:17:36.14 ID:ymbS9W6c0
- ほ
- 191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:19:25.22 ID:ymbS9W6c0
- もう寝るわ〜
でもログで明日見るから完結はさせてくれよ〜
- 192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:20:26.61 ID:D6Ii/RdI0
- ―――――
ほむら「……恋?」
まどか「そんなんじゃ、ないってば。まだ」
ほむら「そう。いずれは?」
まどか「ある、かもね」
ほむら「……美樹さやかと交わした約束だけで、どうしてそこまでできるの?」
まどか「自分でも、良く分からない、かな。そうしよう、って思ってから、嫌だとかこわいとか、そういう気持ちはなくなった。
私の思い込みとか、偽善とか、エゴ?とか、そういうもの、なのかもしれないけど。
上条くんになら、何をされてもいいかなって」
ほむら「……盲目的な献身ね。羨ましいほどに」
まどか「あ、えと。気持ちだけね。何でも受け入れてあげたいな、って思うだけで。でも、いきなり変なことされても、ノーだよ」
ほむら「……されたの?」
まどか「されてないよ。でも、上条くんってちょっと女心?に疎い感じで。恋人とか、そういうのは、まだまだ遠そうかな。今はまだ、お友達」
ほむら「……そう、安心した。それじゃあ、いくわ。明日の動きは、さっき言ったように」
まどか「うん、分かった。……気を付けてね」
ほむら「……大丈夫よ」
- 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:21:39.20 ID:wLcN16va0
- おいソフトランディングさせる気か?
- 194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:21:53.10 ID:zCzNLJ6aO
- 保守
やっぱまどかSSが一番だな
- 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:30:52.90 ID:D6Ii/RdI0
- ―――――
これで、何度目になるだろうか。
ようやく、まどかを魔法少女にすることなく迎えたワルプルギスの夜。
巴マミだけは惜しかったが、
美樹さやかも、佐倉杏子も失うことなく、辿りついた。
思っていたストーリーとは少し違ったかもしれないけれど。
あの時の約束を遂げてみせる。
まどかの未来を、描いてみせる。
今度こそ、最後の闘いに。
(了)
- 196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:35:02.80 ID:KV3Rxvhk0
- 乙っちまどまど
ここから本編に繋がるのかな……
だとしたらすげー悲しい
- 197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:43:55.28 ID:D6Ii/RdI0
- 何だか書いているうちにクズ条さんのありがちな鬼畜エロ展開しか見えなかったので、なんとかしてシリアスにしてみた
遅筆がノープランで即興なんてするもんじゃないとふたたび反省
酷い遅筆で申し訳なかった
保守及び読んで下さった方などなど感謝
- 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:45:03.42 ID:+h/5qjzd0
- おつ
- 199 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/05/16(月) 03:51:17.61 ID:Qevh3/+D0
- 乙なんだよー!
- 200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 04:00:42.96 ID:KG34vKoC0
- おつ
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