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まどか「上条くんになら何をされてもいいかなって」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:45:59.22 ID:FvQSopBv0
さやか「えっ?」

まどか「ううん、何でもないよ、さやかちゃん……」

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:36:15.75 ID:ZeE1nCIh0


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:38:10.90 ID:7YBJy1X80
>>77
上条にまどかは相応しくない

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:52:41.91 ID:CB7YlM2W0


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:53:00.30 ID:FvQSopBv0
いいねぇ。
スレ建てた甲斐があったよ

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:56:27.60 ID:ZIR73MgM0
保守だ

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:10:02.28 ID:7h4//C9M0
保守サンクス
書き溜め無いけど投下再開

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:12:03.42 ID:7h4//C9M0
―――――
上条「いらっしゃい」

さやか「うん。ごめんね、練習中」

上条「構わないよ、ただの指慣らしだし。具合悪いって聞いてたけど、大丈夫なの?」

さやか「ん、ま、まあ、今は大丈夫」

サボっちゃった。その一言を、昔なら気軽に言っていたはずなのに。

さやか「恭介も、ほら、あ、足、大丈夫?」

上条「うん、良くなってきている。もうすぐ、松葉杖は取れそう……だけど、どうかな」

さやか「ん?」

上条「いや、念のためにもう少し持ち歩くことになるかも」

さやか「そっか。うん、それがいいと思う」

上条「うん」

恭介は弓に松脂を塗り付けていて、少し沈黙が続く。やっぱり、何を話せばいいか分からない。

さやか「……あたし、何か聴きたい、かな。今は何、練習してるの?」

上条「今は、エチュードを1からやり直しだよ。塗り終わるまでちょっと待ってね」

さやか「あ、うん。ごめん」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:14:00.64 ID:FvQSopBv0
かみやんは策士すなぁ

90 : 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/05/15(日) 20:15:35.55 ID:2nvWieZB0
ほしゆ、

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:16:05.93 ID:ZIR73MgM0
こうやって話せてるだけ本編よりマシだよな……

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:30:53.27 ID:ud2eRgHc0
支援

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:31:14.45 ID:7h4//C9M0
上条「……鹿目さんって、どんな子?」

さやか「え……?」

上条「あれ、さやか、仲良かったよね?」

さやか「そう、だけど。どうして……」

上条「彼女、保健委員だから。世話になっててさ」

さやか「あ、ああー。そういうことか。どんな子、って言われてもなあ」

上条「静かだから一緒にいて気楽なんだけど、何か緊張?されてるみたいで」

さやか「あーまどか、男子の免疫、なさそーだからなあ」

上条「そうなんだ?」

さやか「多分ねー。なに、もしかして……惚れた?」

なるべく冗談めかして言ってみる。声が震えたかもしれない。

上条「あはは。そんなんじゃないよ。イイ子だと思うけど」

さやか「そ、そっか。うん、まどかはいい子だよー」

笑いながら、恭介のその一言に深く安堵してる自分がいた。
胸が、苦しい。

やっぱり、私は恭介が好きなんだと思う。

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:37:46.58 ID:UhHxILGQ0
さやかちゃんおとめすなぁ

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:41:28.96 ID:5J47RVNOO
恭介は天然のどSだな

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:42:30.57 ID:fAIWE6/u0
自分が悪だと気づいていない最もドス黒い(以下略

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:48:14.38 ID:VMwjfiCx0
本編でも恋するさやかちゃんに胸を締め付けられたけど
ssでもこんな切ない気持ちにならないといけないなんて…

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:48:48.61 ID:7h4//C9M0

上条「……どうしたの、さやか?」

さやか「ん?」

上条「泣いてる……?」

言われて、頬を伝う雫に気付く。慌てて袖で拭う。不覚だ。

さやか「あはは、寝過ぎたかな」

上条「何か、あった?最近、おかしいよさやか」

さやか「……おかしーってなによー。さやかちゃんは変わっておりませんぞ?」

上条「だって。最近全然会えないし」

さやか「それは風邪でー」

上条「でも、学校に来てる時もそうだった」

さやか「たまたまだよ。たしか、まどかに誘われてさ」

上条「……。僕には話せないこと?」

さやか「話せないも何も、何にもないってば」

上条「……そう。明日は学校来れそう?」

さやか「それは、まだ。分からないかな」

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:01:16.68 ID:FvQSopBv0
しえん

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:11:18.50 ID:ZIR73MgM0
さやか→恭介は好感度MAXなのに
恭介→さやかは好感度平均レベル
しかもさやかはそれがわかってないのがさやかの不幸だ

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:16:51.02 ID:HeDIlN0vO
支援

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:20:31.66 ID:QD2rKloS0
帰ってきてたか
支援

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:25:19.69 ID:7h4//C9M0
上条「じゃあ、放課後。うちに来れる?」

さやか「……どーしたの?恭介こそ。なんか変だよ」

上条「側に、いてよ。前みたいに。入院してたときみたいに」

さやか「なに、それ。……甘えちゃってる?」

上条「真剣だよ。この数日、さやかがいなくて、寂しかった」

さやか「……っ!」

不意打ちだった。また、泣きそうになる。
そんなことを言われたのは、初めてで。さっきまで、あんなに素っ気なかったのに。

さやか「…………あたしより。まどかの方がいい、んじゃない?」

上条「昨日、鹿目さんと昼休みを一緒に過ごしたよ。最初は偶然だった。さやかはいないし、志筑さんにも追い掛けられていて」

その話は知っている。けど。

上条「今日も一緒させてもらった。昨日、居心地が良くて、今日も寂しくて。さやかと雰囲気が似てるのかもしれない」

さやか「だったら……っ!」

上条「――聞いて。違うんだ。違う。鹿目さんを好きなら、こんなことさやかに言わない。

僕は、寂しかった。最低かもしれないけど、誰でもよかった。誰かにさやかを求めていた。でも、やっぱり、僕が求めていたのは、この時間だった。全然、違う。

今、こうして、さやかと二人で、話しているだけで。やっぱり、これがいいんだ、って。そう思う」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:26:46.68 ID:5J47RVNOO
上条の考えが分からない

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:33:12.05 ID:juOWg/TJ0
この会話だけならハッピーエンドっぽいが…?

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:43:53.61 ID:UhHxILGQ0
上条(あともう一押し…ティヒヒ、ちょろいもんだ)

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:45:07.90 ID:EnRq9ub7O
>>48
さやか「そう、なのかもしれない。そうなんだと思う。腐れ縁だし、何となく、分かる気がする」

くされみどりって読んじまった

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:46:30.52 ID:7h4//C9M0
上条「だから、側にいてよ。学校にも来て、うちにも来て」

さやか「……分かんない、ってば」

上条「どうして、泣くの」

さやか「……泣いてない」

上条「泣いてるよ。それに分からない、って。酷いこと言って、やっぱり僕はさやかに嫌われたかな……」

さやか「そーじゃない……!!いきなり、過ぎて」

上条「そう、かもしれない、けど。不安なんだ。別に、特別なことじゃない。今まで通りでいい。
ただ、僕にはさやかが離れていってるように思えて。それが、怖くて」

ずっと欲しかった言葉を、聞いている気がする。
恭介が私を求めてくれて。
あたしだけが恭介を想っているんじゃないんだって。

さやか「……ありがと」

それなのに、どうしてこんなにつらいのか。

上条「どうして……」

"側にいる"。"離れないよ"。そんな嘘を、今度は吐けない。

さやか「ごめん。……帰る」バッ

上条「さやか……っ!」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:48:29.19 ID:7YBJy1X80
まるものBGMが妙に合っていて股間から白い涙が流れてくる

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:59:41.47 ID:UhHxILGQ0
ハラハラ

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:09:09.35 ID:4hFkFIv00
実際上条はまどかのが相性いい気がする

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:14:48.14 ID:o7R7o8ZV0
>>107
ワロタ

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:16:03.36 ID:FvQSopBv0
まどかはまだか?

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:16:12.83 ID:7h4//C9M0
―――――

マミさんの部屋。

何日振りだろう。

前に一度、ちゃんと掃除してから、結構経った気がするけど。
埃を被っているわけでもなくて。
誰もいないから、当たり前、なのかな。

遠縁の親戚はいるって聞いたから、そう遠くないいずれ、この部屋も誰かのものになるのかもしれない。

ねえ、マミさん。
私、どうすればいいのかな。

ここに来るたびに、自分の無力さが思い出される。
自分が、魔法少女に"なるかもしれない"存在なのだと思い知らされる。

私は何を願えばいいのか。
ひとつの希望を叶える代わりに全てを諦める。

それは分かる、けれど。

本当に私は、このままで、いいのだろうか。

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:17:03.66 ID:q0cPgHx00
あんこ「上条くんになら何をしても良心が痛まないかなって」

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:21:09.23 ID:P/F0gBk10
さっさとまどかにNTRれろよ

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:29:23.99 ID:ZIR73MgM0
マミさん生きてるのかと一瞬思った
残された部屋に来たのね

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:40:49.82 ID:ud2eRgHc0
保守

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:41:55.54 ID:7h4//C9M0
―――――
杏子「よぅ」

恭介の家を出ると、前と同じ場所に杏子がいた。
無視して歩き出す。

杏子「ちょ、おい!無視すんなよ」

こいつと話している気分じゃない。
独りになって、独りで考えたい。

さやか「……魔女退治は最新の注意を払って遂行致しますので」

杏子「そうじゃねえ。話ぐらい聞かせなよ」

さやか「人を尾行るやつに話なんてない」

杏子「ツけてねーよ。通り掛かりに耳を傾けてみたらヴァイオリンの音が"聞こえなかった"からねえ」

さやか「どうでもいい」

あたしは足を速める。

杏子「待てって。うまくいったかどうか。それだけ聞いたら退くさ」

さやか「……うまくいくも何もない。あたしは恭介の側にはいられないんだから」

杏子「なんでだよ」

さやか「……五月蠅い、嘘吐き」

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:46:02.59 ID:o7R7o8ZV0
子淵

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:46:51.50 ID:UhHxILGQ0
SAYAKA…

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:49:01.76 ID:ZeE1nCIh0
はよ

123 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/05/15(日) 22:55:04.01 ID:vyE+hQsC0
あんこにむかってなんだその態度は!!

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:05:23.19 ID:FvQSopBv0
あんこもかみやんの事が気になるのか?

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:08:48.77 ID:7h4//C9M0
杏子「まだ顛末どころかアウトラインも聞いちゃいないよ」

さやか「少女漫画でも読んでろよ」

こんなときに限って信号待ちにぶつかる。
雨でも降ればいいのに。

杏子「坊やはアンタに惚れてるはずだ」

さやか「……知った口聞かないで」

杏子「アンタは嘘を吐くのが下手だね。それで、何が気に喰わない」

さやか「……っ!こんな身体で……っ!」

杏子「――どんな身体だよ。歳もとれば、成長もする。怪我だってすれば回復もする。ただ、人より丈夫で、"修理"が利くってだけじゃねーか」

さやか「……何が!?何が"ただ"だ!!」

――いい加減にしつこくて、耐えられなかった。

さやか「人外で!いつ消えるかも分からないような!そんな身体でっ役目でっ!
どうして人に好かれていられるって言うわけ!?」

杏子「魔法少女じゃなくたって人間てのはすぐ消えるんだよ。馬鹿みたいな偶然でさ。
人間の癖に人外みたいな畜生も腐るほどいる。魂の在り処?んなもん笑い草だ。
誰にも分かんーよ、魔法少女だの人間だのそんな区別は。どうしてアンタが気にする必要がある」

さやか「違う!そんな話じゃない!!」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:10:01.62 ID:Z8qkAfZ30
あんこちゃん頑張れ

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:15:08.13 ID:ZeE1nCIh0
支援

128 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/15(日) 23:15:26.50 ID:NG6BY73T0
a

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:18:52.96 ID:ZeE1nCIh0
スローペースなのは溜まってないから?

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:19:49.73 ID:7h4//C9M0

話にならない。

何を言っても変わらない。

淡々とした口調がなおさら苛立たしい。

信号が青になる。私は杏子をおいて走り出す。

杏子「……くっ!この分からず屋が!!」

どっちが。

アンタとあたしじゃ、違うんだ。

重きの置き場所が。



もう頭の中がごちゃごちゃで、よく分からないけど。


独りにして。

あたしを放っておいて。

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:24:25.71 ID:7h4//C9M0
>>129
全然書き溜まってないです
毎レス毎レス必死でひねり出してます
申し訳ない

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:27:40.00 ID:z4desv430
まさか上条の野郎、全員攻略する気か?

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:28:35.93 ID:ZeE1nCIh0
いや、頑張ってるんだな
頑張ってくれ多少無理やりでも完結させてくれれば

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:28:41.93 ID:UhHxILGQ0
QB「君は神上にでもなる気かい?」

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:30:07.36 ID:7h4//C9M0
―――――

独りになりたくて、独りで考えたくて、向かった先。

さやか「まど、か……?」

マミさんの部屋には、まどかがいた。

まどか「え……さやかちゃん?どうしたの……?」

今、一番会いたくない、私の親友。
よりにもよって。
遅かれ早かれ話さなくてはいけないのだろうけど。

さやか「色々、あって。……恭介と、話してきたよ」

私は考えるなと、そういうことなのか。
今話せと、そういうことなのか。

まどか「……そっか」

さやか「寂しいって。側にいてほしいって、言われた。まどかの言う通りだった」

まどか「うん……」

さやか「……まどかさ。恭介のこと、どう思う?」

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:37:10.39 ID:ZeE1nCIh0
過疎ってるのが悲しいが俺は見てる

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:38:26.27 ID:ZIR73MgM0
しえん

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:40:39.56 ID:aNjuHqT60
君はそげぶにでもなる気かい?

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:41:30.73 ID:P/F0gBk10
しえん

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:47:42.04 ID:z4desv430
ちくしょう、明日早いからもう寝ないと・・・
せっかく良作っぽいのに。

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:48:17.60 ID:ZeE1nCIh0
どうせテスト勉強で3次くらいまで起きてなきゃいけないし気長に待つかな

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:56:08.90 ID:7h4//C9M0
―――――

さやか「……まどかさ。恭介のこと、どう思う?」

まさか、さやかちゃんが同じ時間に来るとは思わなかった。

寂しいと、側にいてほしいと、上条くんに言われたという。

それなのにさやかちゃんは泣き腫らした顔で、悲痛な面持ちで。

どうして、こんなことを訊くのだろう。

まどか「……え、えと。大変だな、って」

さやか「そうじゃなくて、さ。異性として」

まどか「……分からないよ、まだ、全然知らない、し」

さやか「見た目は?一緒に過ごして、どう思った?」

なんだか責めるような口調で、私を捲し立てる。

まどか「な、何……?どうしたの?なんで、私……?」

何があったのか。見当もつかなくて。
立ち続けで話していたさやかちゃんがマミさんのベッドに腰掛ける。
一呼吸おいて、返事が発せられた。

さやか「恭介の側に、いてあげてくれないかな」

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:57:02.55 ID:rlXaXlam0
せつねぇなぁ……

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:59:48.63 ID:ZeE1nCIh0
さやかって御託ならべていろいろ言ってるけどどのルートでも結局こんな感じになりそうだな
ヘタレさやかちゃん嫌いじゃないわ


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:00:51.63 ID:Y9Om6W8B0
さやか……

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:10:45.78 ID:+h/5qjzd0
寝るときはいえよ


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:14:19.11 ID:D6Ii/RdI0
二時か三時ぐらいまで粘ります
がんばりますが終わるかは微妙
明日は休みなので残っていれば明日もがんばります
重ね重ね申し訳ない
保守感謝

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:18:23.31 ID:HwPyxp2m0
>>147がんばって

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:18:54.94 ID:ymbS9W6c0
ほし
落ちるのだけは避けたい

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:22:19.04 ID:R8XYA19AO
面白いよ
頑張って

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:24:54.48 ID:3OvSjJvYP
ぜひ続けてほしい。

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:35:32.84 ID:ymbS9W6c0
保守

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:38:19.41 ID:D6Ii/RdI0

まどか「な、なんで……?だって、さやかちゃん、上条くんに言われて、それなのに」

さやか「でも、あたしは恭介の側には、いられないから」

まどか「そんなこと……!」

さやか「あるんだよ。私ね、恭介のこと、好き。でも、
今の私は、魔法少女の美樹さやかじゃなくて、美樹さやかを演じる魔法少女なんだ。逆転しちゃってる。
恭介を好きになった私も、恭介が好きになった私も、もうどこにもいない」

まどか「違うよ!だって、上条くん、今のさやかちゃんに言ってるんだよ?いないなんて、そんなの……」

さやか「錯覚だよ。恭介の前では一般小市民美樹さやかを演じてしまってる。
魔法少女美樹さやかとして恭介と接することは絶対にできない。

だって、私の願いは、恭介だったから」

まどか「……分からない、よ」

さやか「うん。そーかも、ね。でも、自棄になってるわけじゃないんだよ?
あたし、最後までちゃんと、魔法少女として闘って、生きようと思う。
恭介のためになったんだから。あたしの想いが本物だったって、証明したいから。

だから、まどかには、恭介の側にいてあげてほしくて。
すごく勝手なこと言ってるのは分かってる。
でも、寂しいなんて泣き言言ってる恭介ほっといて、私、闘えない。
無理に言うつもりもない、けど。こんなこと、まどかにしか頼めないってのも、ある。

付き合うとか、そんなんじゃなくてもから。ただ、たまに恭介の側にいてあげてほしい」

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:41:56.80 ID:3OvSjJvYP
しえ

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:42:24.44 ID:pThKIMvo0
年頃の女の子に「特定の男子の傍にいろ」だなんて、ひでえ頼みだ

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:43:21.69 ID:Y9Om6W8B0
面白いから最後までみたいが、明日仕事なんだよな


157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:57:52.50 ID:Y9Om6W8B0
保守

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:02:28.39 ID:wLcN16va0
NTR NTR

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:07:11.43 ID:D6Ii/RdI0

言い終えて、さやかちゃんは、むせび泣いた。

叫ぶような嗚咽だった。

違う、違うと、時々うわ言のように繰り返しながら、マミさんの枕に縋っていた。

私は寄り添うように座って、落ち着くのを待つしかなかった。



背中をさすってあげながら、思う。

本当に、これでいいのか。

さやかちゃんが言っていることは、きっと嘘じゃない。

でも、泣いている。

違うのは、涙なのか、それとも、気持ちなのか。



私は、どうすればいいのか。

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:07:36.60 ID:3OvSjJvYP
しえ

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:09:04.55 ID:HwPyxp2m0
実はまんざらでもなさそうなまどかちゃんかわいい

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:09:29.52 ID:TYKj/0m90
マドカァ「さやかちゃんを苦しめている元凶である上条くんを消せば、さやかちゃんはもう何も怖くなくなるよね…」

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:19:18.38 ID:Y9Om6W8B0
保守

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:25:52.62 ID:D6Ii/RdI0
―――――

まどか「……落ち着いた?」

さやか「うん……ごめん」

まどか「ううん」

さやか「本当はイヤで泣いた、とか、そういうのじゃない、から」

まどか「うん。……その、上条くんについて、だけど」

さやか「……うん」

まどか「いいよ、上条くんのこと。なるべく、気遣うように、してみる」

さやか「そっか……。ありがと」

まどか「でも。私が魔法少女になるまで、だよ」

さやか「……願い事、決まったの?」

まどか「ううん。でも、いつか、決まるかもしれない。私も、全てを捧げてでも、叶えたい願い、みたいな」

さやか「そっか。そうだよね。いいよ、それまでで。受けてくれるだけで、嬉しい」

まどか「うん。それとね、もうひとつ」

さやか「……?」

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:34:25.56 ID:HwPyxp2m0
仁美ちゃんは?

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:39:37.36 ID:Y9Om6W8B0
緑のことなんか気にするな

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:43:19.61 ID:D6Ii/RdI0

まどか「"魔法少女として"、上条くんに向き合えるようになったら、逃げないで、ちゃんと向き合ってほしい」

さやか「……そんなの。無理だよ」

まどか「ううん。そんなことない。きっと、いつか、向き合えるようになるよ。上条くんも、きっと受け入れてくれると思う」

さやか「……」

まどか「いつか、さやかちゃんとバトンタッチするの、楽しみにしてるから。その時まで、上条くんの側にいれるかは、わからないけど。
でも、上条くんが独りでいる間は、なるべく気遣ってみる」

さやか「……まどかが意外と強情だったこと、忘れてたかも」

まどか「さやかちゃんこそ。
……魔法少女は、大変かもしれないけど、まだ、やっぱり、"美樹さやか"は居るって、私は思うから。
だから、どっちも捨てないで、頑張ってほしい。それが、私のお願い」

さやか「なかなか、無茶言うね……」

まどか「勝手なこと言って、ごめん」

さやか「ううん、それはあたし。……頼むよ。お願いします」

まどか「……うん。さやかちゃんも、どうか、頑張って」

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:53:21.21 ID:3OvSjJvYP
しえ

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:59:20.84 ID:ymbS9W6c0
これはなかなか

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:03:24.13 ID:NHzbBNNV0
イイヨー

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:09:57.96 ID:D6Ii/RdI0
―――――

そんなこんなで、私は上条くんの側にいることになって。

まどか「あの、今日、一緒に帰っても、いいかな……?」

翌日、そんな風に私に切り出された上条くんは、逆に当惑していた。

さやかちゃんは、学校に来るようにはなったものの、上条くんとは一切のコンタクトを取らなくなった。

傷心気味の上条くんに、私は時折接近して、のんびりしたり、時々ぼそぼそ話したり。

本当にこれが正しいのかは、分からないけれど。

それでも、上条くんは、徐々に傷を癒し心を開いてきていると思えた。

仁美ちゃんは相変わらずだったけれど、そのたび私が上条くんをフォローするので、私との仲は疎遠になりつつある。

仁美ちゃんも大切な友達だけど、やっぱり、こればっかりは、仕方ないと、思う。



そうして、一週間の時が経ち。

私と上条くんは、屋上でいつものようにまったりしていた。

昼休みや放課後は、お互い、どちらとなく誘える程度の仲にはなっていた。

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:15:29.65 ID:3OvSjJvYP
しえ

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:16:13.13 ID:Y9Om6W8B0
保守・フィナーレ!

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:17:21.25 ID:4zUX1rfs0
     \///////        ∨////         ∨/////
      \////          ∨//             ∨//
.         \/       ,. -―‐∨‐- . _          ∨
                 _,.-‐^爿 >-―--v__ 〉
                 ア 〈X´           ' ,
             ケ ./    /  人    ',
                 {  i   / __{__ ノソ }_}__  ',
             从ム .i|ノ斗、     ャ-、Y }ー、
.              ァ{ A {!〈 ◯     ◯ 〉} /‐、 }
                { ∧ b辷ゝ ¨´  !  `¨ ム´厄ノ ハ
               ∧ `ーァ-ゝ、  冖  _. ィ´‐〈ン ノ }
.             {/`¨ー/ {|.  ヾ≧≦ノ  |}  Y´_,イ}
              !  < ー ゙y´  `∨´  ∨ ノ >彡′
                   丶__/  ⊂本つ  ∨ /
                 厂{.   /┼\   .}フi
                   }  ト、    木     人 ',
               /∧.| `i¨´ 王 `¨ i´ ∧ ',
  ∧               {//∧/ \_王__/\//∧}         /\
//∧           .////∧   / |   ////∧       ////\

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:27:01.11 ID:R8XYA19AO
ほむほむ絶賛発狂中

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:27:14.08 ID:ymbS9W6c0
しえほしゅ

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:35:08.88 ID:D6Ii/RdI0

まどか「松葉杖、まだ持ち歩いてるんだ?ホントは、もう大丈夫なんだよね?」

上条「それは、そうだけど。……鹿目さんを誘う理由がなくなる」

まどか「私はお昼、いつもここにいるから。上条くんが来たいなら、来ればいーよ」

上条「……いいの?」

まどか「そんな大袈裟なことじゃないよ」

上条「ありがとう。嬉しいよ。……ひとつ、聞いてもいいかな?」

まどか「うん……?」

上条「どうして、そんなに君は、優しくしてくれるのか。……もしかして、同情されてる?」

まどか「さやかちゃんと疎遠になったことなら、かわいそーだなとは思う」

上条「……やっぱり」

まどか「でも、それだけじゃないよ。優しく、ってつもりもないけど。ただ、上条くんの側にいたいなって」

上条「どうして……?」

まどか「うーん。色々ある、けど。とにかく、私が一緒にいたいな、って思うから。それは心から、本当に」

上条「……恋?」

まどか「そういうことじゃ、ないんだよね。そんなことも、いつか、あるかもしれないけれど」

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:40:29.84 ID:3OvSjJvYP
しえ

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:42:31.05 ID:ymbS9W6c0
上条め・・・くそぅ

しえん

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:43:52.34 ID:KG34vKoC0
しえん

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:47:32.61 ID:wLcN16va0
まどか=先生
さやか=K
上条=御嬢さん

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:48:02.70 ID:3OvSjJvYP
こころにすんなw

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