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ネウロ「765プロアイドル殺人事件……調べてみるか」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:40:27.70 ID:+ipaAi100

ネウロ「『アイドル殺人事件、三角関係の縺れか』、
    『自称、萩原雪歩の恋人に独占インタビュー』、
    『穴に埋めたい過去の大失敗』、
    『竜宮小町の影、765プロの金の動き』、
    『妬み渦巻くアイドル事務所の人間関係』……」

弥子「……どうしたの? 週刊誌なんか広げちゃって」

ネウロ「うむ、先日起こった殺人事件に謎の気配を感じてな」

弥子「ひょっとして、アイドルの萩原雪歩が殺された事件?」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:41:52.52 ID:+ipaAi100

萩原雪歩――765プロに所属するアイドル。

ここ最近、人気が高まりつつあったが、1ヵ月ほど前から恋人の存在が噂されるようになる。

ゴシップ誌にもその噂は書き立てられ、悪い意味でも注目されていたアイドルだった。

そして、つい先日、萩原雪歩が首を絞められ殺害されているのが発見された。

見つかったのは彼女の実家の近所で、雪歩さんの帰宅ルートだったらしい。


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:43:04.10 ID:+ipaAi100

ネウロ「その事件だ。普通の新聞よりこっちのほうが大きく取り扱っていたのだが……」

弥子「週刊誌にまともな情報なんて載ってるわけないじゃん」

ネウロ「そのようだな……しかたない、直接出向くとするか」

弥子「事務所に押しかける気? 入れてもらえないでしょ」

ネウロ「何のために貴様の知名度を上げてきたと思っているのだ」

弥子「いやいや、有名人なら有名人に会えるってワケじゃないし」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:44:23.57 ID:vm4B6Ooe0
弥子ちゃんマジ名探偵

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:44:37.39 ID:+ipaAi100

ネウロ「……なら、まずはこの芸能事務所の人間と知り合いになれ」

弥子「え?」

ネウロ「さりげなく近づき、それとなく事件の情報を聞き出して来い」

弥子「そっちのほうが難しいような気がするんですけど?!」

ネウロ「ヤコよ、明日は駅前のスーパーがもやしの特売日らしいぞ」

弥子「……今の話と、もやしの特売にどんな関係があるのよ」

ネウロ「週刊誌の情報が正しければ、明日現れるはずだ」

ネウロ「高槻やよい。とりあえず、こいつが接触しやすいだろう」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:45:40.24 ID:+ipaAi100

次の日、駅前のスーパー

弥子(貧乏アイドル、高槻やよい――)

弥子(ツインテール、トレーナー、カエルのポシェットが特徴ね)

弥子(もやしの特売はタイムセールだし、来る時間が分かってるなら遭遇できるかな)

弥子(でもこのスーパーを利用してるっていうのは週刊誌の情報だしなぁ)

吾代「ん? おい、探偵じゃねぇか。何してんだ」

弥子「あれ、吾代さん! 吾代さんこそ何してるの?」

吾代「張り込みだよ。あるアイドルがよくこのスーパーに来るって聞いてな」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:47:26.03 ID:+ipaAi100

弥子「それって、高槻やよいさんのこと?」

吾代「何だ、お前もあいつ目当てか」

吾代「……ひょっとしてあれか? 萩原雪歩の事件を調べてんのか?」

弥子「うん。ネウロがさ、まず事務所の人間に近づけってさ」

吾代「はーん、あの化物がこんな事件に興味を持つなんてなぁ」

弥子「それを言うなら、吾代さんだって副社長なのになんでパパラッチなんてしてるの?」

吾代「……会社の事情だよ。あとパパラッチって言うな」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:49:11.48 ID:+ipaAi100

弥子「ふーん……?」

アナウンス『今から野菜売り場にて、タイムセール始めます!』

     『もやし一袋10円、一袋10円で販売します!』

     『なくなり次第終了となります、お急ぎください!』


吾代「お、始まったか……ところで、何でお前は買い物カゴ持ってんだ?」

弥子「張り込みついでに、もやし買おうと思って」

吾代「ずいぶん余裕だなテメェ」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:51:19.10 ID:+ipaAi100

野菜売り場

弥子「現れなかったね、高槻やよい」

吾代「お前はもやし確保に夢中で、探してすらなかったじゃねェか」

弥子「めんぼくない……」


やよい「あー、タイムセール終わっちゃってるー」

やよい「これじゃあ、今週はもやし祭り出来ないです……」

弥子&吾代「「……あ」」

やよい「……え?」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:54:46.64 ID:+ipaAi100

スーパーの出入り口前

やよい「ホントにこのもやしもらっていいんですかぁ?」

弥子「ええ、どうぞどうぞ」

やよい「うっうー!ありがとうございますー!」

弥子「それでですね、あのー、その」

吾代「高槻やよいだな?」

やよい「? はい、そうですけど?」

吾代「萩原雪歩について、いくつか聞きたいことがある」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:57:23.60 ID:7Q/XXnZL0
支援

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:57:48.93 ID:+ipaAi100

やよい「雪歩さんのこと……ですか」

弥子(う、露骨に警戒されてる)

吾代「ああ、週刊誌に載ってる噂の類、あれは……」


その時、シャッター音が数回鳴った。いつの間にかカメラを構えた男がそこにいた。


悪徳記者「高槻やよいとヤクザのツーショットとは、色々想像させてくれる組み合わせだねぇ」

弥子(うわ、絵に描いたようなパパラッチだ)

やよい「ちょっと、困ります! この人たちにも迷惑ですし……」

悪徳記者「まぁまぁ、有名税だと思ってさ。せっかくだからもう一枚……」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:59:57.39 ID:+ipaAi100

吾代がその男のカメラを取り上げた。

吾代「撮ってすぐ逃げないとは、テメェもずいぶん余裕だなァ? それともただのマヌケか?」

吾代「もっとも、撮り逃げなんてさせてやる気はねェがな」

悪徳記者「な、なんだ君は! 取材の邪ヴぁい!」


男の言葉は吾代の拳によって遮られた。

吾代「なァ、『森』と『海』、どっちが好きだ?」

悪徳記者「えっと、それはどういう……」

吾代「……『樹海』と『東京湾』って言えば分かるか?」

悪徳記者「す、すいませんでしたァ!」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:01:55.99 ID:+ipaAi100

弥子「……吾代さん、慣れてるね」

吾代「あの手合いの対処に慣れたのはお前らのせいだろうが」


やよい「あの、追っ払ってもらって助かりましたー」

やよい「良かったら名前教えてもらえますか?」

吾代「……吾代だ」

弥子「桂木弥子って言います。探偵やってます」

やよい「吾代さんと桂木さんですね! よかったらウチに来ませんか?」

弥子「いいんですか?」

やよい「はい! もやしのお礼もしたいですし、ぜひ!」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:04:21.22 ID:2RVWFmOp0
機体

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:05:12.61 ID:+ipaAi100
その頃

ネウロは萩原雪歩の遺体発見現場にいた。
路肩の幅5mほどの一画が花束で埋め尽くされていた。

ネウロ(さすがアイドルといったところだな……死んでなお、ここまで人を引きつけるとは)

石垣「あれ、お前は確か、探偵の助手!」

ネウロ「こんにちは、刑事さん」(笹塚の部下の……まぁいいか)

石垣「え、何? お前も雪歩のファンだったのか?」

ネウロ「いえ、先生がこの事件を調べておりまして。現場を見てくるよう言われたんです」

石垣「なんだ、また首突っ込む気かよ」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:07:20.55 ID:+ipaAi100

ネウロ「この事件、警察はどう考えているのですか?」
                  ・ ・
石垣「……一般人に教えてやる義理はないなー」ニヤニヤ


ネウロ「そうですか……。そういえば萩原さんには彼氏がいるとかいう噂が――」

石垣「ハァアア?! おま、あんなのゴシップ誌のデタラメに決まってんだろ!」

ネウロ「そうでしょうか? 案外この事件も男絡みだったり――」

石垣「いやいやいや、あり得ないね。確かにみんなそう言うけど、ゆきぴょんに限ってそれはない!」

ネウロ(『みんなそう言う』か……)「では、刑事さんはどう考えているんですか?」

石垣「そういう噂を真に受けたアイドルオタクの仕業だと思うね、俺は!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:07:50.35 ID:28Wmyj8w0
ありがとうございますの後にはガルーンを付けろとあれ程指南しただろうに

この役立たずが…

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:08:26.52 ID:+ipaAi100

石垣「『ファンに対する裏切りだー』とか言って、ゆきぴょんを恨むなんて逆恨みをいいとこだっての!」

石垣「本物のファンならあんな噂、鼻で笑い飛ばして――」

笹塚「お前はこんなとこでサボって何してるんだ?」

石垣「せ、先輩?!」

ネウロ「こんにちは、笹塚刑事。この事件の担当ですか?」

笹塚「そうだけど……あんまり首突っ込むなよ」

ネウロ「分かってますよ。これからお仕事ですか?」

笹塚「そ、765プロの社員にまた確認しなきゃならないことがあってな」

笹塚「……言っとくけど、付いて来るなよ」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:10:04.51 ID:+4VHr4Yb0
良いね!

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:10:15.85 ID:+ipaAi100

ネウロ「ははは、そのくらいは弁えてますよ」

笹塚「ならいいんだが……。石垣、行くぞ」

石垣「はい! ……ところで何で俺がここでサボってるって」

笹塚「等々力に聞いた」



ネウロ(……我輩は付いて行かんさ)

             イビルフライデー
――魔界777ッ能力『魔界の凝視虫』――

ネウロ「さて、これで少しは情報が集まるかな」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:11:51.57 ID:aLBaVNCRO
うーん…
物書きとしてゆるせないんだが
何この幼稚な文章


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:12:29.87 ID:+ipaAi100

弥子、吾代、やよいは高槻家に向かっていた。
この道中、吾代はすでに3人のパパラッチを撃退していた。


弥子「いつもああいうのに付けられるんですか?」

やよい「うー、前は少なかったんですけど、雪歩さんが殺されてからはほぼ毎日です……」

吾代「俺はSPじゃねェんだぞ……。おい、家に付いたら色々聞かせてもらうからな」

やよい「はい、私に答えられる範囲でよければ」

弥子「家事はいつもやよいさんがやってるんですか?」

やよい「お父さんもお母さんも遅くまで働いてるし、それに私お姉ちゃんですから」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:13:29.94 ID:zN4Lr1qx0
支援

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:14:00.15 ID:+ipaAi100

弥子「あ、兄弟がいるんですか?」

やよい「はい! 妹が1人と、弟が4人います」

弥子(多ッ!)「それじゃあ、食費とか大変でしょうね」

吾代(お前が人ン家の食費を心配するのか……)

やよい「そうなんですぅ、たまに給食費もままならなくて」

やよい「それで、私もアイドルとして頑張れば、家計を助けられるかなって思ったんですけど……」

弥子「なかなか……売れませんか?」

やよい「はい〜」

弥子「頑張ってくださいね。応援しますよ」

やよい「ホントですかぁ! うっうー! ありがとうございます!」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:14:46.05 ID:YuWjnCic0
ネウロSSは良いものだ

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:15:28.74 ID:+ipaAi100

高槻家

やよい「みんなー、ただいまー……あれ? この靴……」

響「おかえり、やよいー。お邪魔してるぞ、ってお客さんか?」

やよい「うん、こちら桂木さんと――」

響「うわ、ヤクザだ。まさか借金取りか!」

吾代「ヤクザでも借金取りでもねェよ!」

やよい「うちは借金なんてしてないよー」


吾代「あんたは確か765プロの……わ、ワレナハ? 響とかいったな」

響「ガナハだよ、我那覇響」

弥子「吾代さん……」

吾代「うるせー!! 漢字なんか読めなくたって困らねェよ!」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:17:04.16 ID:+ipaAi100

居間

響「で、この人たちは誰?」

やよい「えっと、もやしをくれた桂木さんと、悪徳記者を追い払ってくれた吾代さんです」

弥子「桂木弥子です。探偵をしています」

響「ふーん、探偵ねぇ……桂木弥子? なーんか聞き覚えがあるぞ」

弥子「あはは、それはその、どうも」


響「それで、吾代さんだっけ? あんたヤクザじゃないなら何者?」

吾代「とある調査会社の副社長様だ」

響「どう見ても副社長ってガラじゃないぞ」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:20:02.13 ID:+ipaAi100

吾代「いちいちムカつく女だな……おい、やよいさんよォ」

やよい「は、はい!」

吾代「約束通り、色々聞かせてもらうぜ。まず萩原雪歩の男関係だが――」

響「雪歩に彼氏なんているわけないだろ!」

吾代「テメェには聞いてねェよ!」

響「なんだとー、自分の名前読めなかったくせに!」

吾代「はッ! そりゃテメェの知名度が低いからだよ!」


弥子「2人とも落ち着いて――」

吾代「探偵は黙ってろ!」
響 「探偵は黙ってて!」

弥子「す、すみません……」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:23:19.67 ID:+ipaAi100

やよい「あのー、私も雪歩さんに恋人がいたなんて、嘘だと思います」

吾代「なら、この週刊誌の写真、横にいる男についてどう説明する?」

やよい「うー、後ろ姿だからはっきり言えませんけど……多分、真さんだと思います」

響「どれどれ……これ、真だろ! あはは、『デート激写』だってさ! あはははッ!」

吾代(うるっせェなコイツ)「真ってのは、765プロの菊地真か」

やよい「はい、女の人のファンが多くて、たまに男の子に間違われるんです」

弥子「確かにこの写真じゃあ間違うのも無理ないかな」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:25:01.70 ID:+ipaAi100

吾代「まぁ、これ書いた記者はこいつが女だって知ってて書いたのかも知れねーけどな」

響「分かってたらこんな記事書かないだろー。ぷ、くく……」

吾代「バーカ、ゴシップ誌の記事なんて、本当である必要はねーんだよ」

やよい「? どういうことですか?」

吾代「お前ら、まだ特別タチの悪いヤツには遭遇したことないようだな」

弥子「……いるのよ。写真や映像を素材にして、真実を合成しちゃうやつが」

吾代「この記事なら、『デート激写』ってことにしといたほうが面白いって具合だな」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:26:45.79 ID:+ipaAi100

響「面白半分で捏造されちゃ、こっちはたまんないぞ」

吾代「半分じゃねェよ。連中の判断基準は面白いか、つまんねーか、それしかねェ」

響「なんだそれ! なんか腹立ってきたぞ!」

吾代「……ま、そういう連中には狙われないように気をつけるこったな」


吾代「次、765プロ内の人間関係について教えろ」

やよい「人間関係ですか?」

吾代「ああ、何かないか? 派閥があるだとか、誰と誰がライバル関係だったとか」

響「765プロにはそんなのないぞ。社長とプロデューサー、あとぴよ子を入れても16人しかいないんだからな」

吾代(1人減って15人だろうが……ていうかぴよ子って誰だ)

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:28:30.40 ID:xg34onL/0
支援

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:28:48.47 ID:+ipaAi100

やよい「たまに伊織ちゃんと真さんが喧嘩したり、亜美と真美がふざけてて律子さんに怒られたり……」

吾代「いさかいがあってもその程度か……」

響「まだ聞きたいことあるかー?」


弥子「じゃあ、1ついいですか?」

響「ん、なになに?」

弥子「雪歩さんってどんな人でした?」

響「雪歩はなー、そうだなー、優しい子だったぞ」

響「あと穴を掘るのが好きだったな」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:30:34.91 ID:y0hLIOY80
C

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:30:52.44 ID:+ipaAi100

やよい「うー、時々勉強教えてもらったりしてました」

やよい「あと穴を掘るのが早かったです」

弥子(穴を掘る? 業界用語かな)「そうですか、ありがとうございました」

やよい「……あ、もうこんな時間ですね。そろそろご飯の用意しなきゃ」

響「おお、そうだ! やよいー、喜べ! 実は自分、肉買ってきたんだぞ!」

やよい&兄弟「「お肉!?」」

吾代「うぉ、いきなり湧いて出やがったな……」

弥子(……吾代さんが怖くて隠れてたんだと思うけど)

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:32:36.00 ID:+ipaAi100
                               カーニバル
やよい「うっうー! 今日はもやし祭り改め、もやし謝肉祭です!」

やよい「桂木さんと吾代さんも食べていってください!」

吾代「いや、そこまで居座るつ」弥子「いいんですか?」

吾代(最後まで言わせろよ、この食欲魔人がァ!)

やよい「はい! みんなで食べたほうがおいしいですし!」

弥子「それじゃあ、料理手伝いますよ」

やよい「もやし洗うだけなんで、あ、じゃあ鉄板を用意しといてください」

弥子「りょーかーい」



数分後

カーニバル
謝肉祭の料理の半分は、探偵の腹に収められた。

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:34:24.57 ID:ZUyEqNSd0
ゆきぽ

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:34:32.86 ID:Wg5opGeM0
半分で済ませてあげる辺りに慈悲の心が見える

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:34:56.33 ID:+ipaAi100
                              
夜、魔界探偵事務所

ネウロ「なるほど、ここまで帰ってくるのが遅かったのは、人の家でただ飯を食っていたから、というワケか」

弥子「いや、抑えようとは思ったんだよ? でもやよいちゃんの特性ソースが思いのほか美味しくてつい……」

ネウロ「そうかそうか、それは良かったな。 で? 事件の情報は?」

弥子「えー、萩原雪歩に交際相手はいると思えない、765プロ内の人間関係はおおむね良好……」

ネウロ「それは奴隷2号の成果だろう? もっとも成果と呼べるほどの情報でもないがな」

ネウロ「我輩は今、貴様の成果を聞いているのだ」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:35:41.40 ID:c0ZLIa690
弥子とお姫ちんで二郎制覇余裕でした

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:35:54.59 ID:+ipaAi100

弥子「う……、あっ、雪歩さんはよく穴を掘ってたらしいよ」

ネウロ「……この状況でふざけられるとは思ってなかったぞ」

弥子「ホントだって! 響さんとやよいちゃんがそう言ってたの!」

ネウロ「それはどういう意味なのだ? 本当に地面に穴を掘るとでも言うのか? アイドルが?」

弥子「えっと、それは……多分、業界用語か何かかなーって……」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:37:26.33 ID:Hj4Q1SRtO
ネウロスレだったらいいのになと思ったらネウロスレだった

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:37:53.46 ID:+ipaAi100

ネウロ「はぁ……我輩は魔力を消費してまで情報収集に勤しんでいたというのに、このもやしっ娘ときたら……」

弥子「も、もやしっ娘ってどういう意味よ!」

ネウロ「言わねば分からんか?」

弥子「くっ……言わなくていい」

弥子「……ところで、魔力を消費って何使ったの?」
     イビルフライデー
ネウロ「魔界の凝視虫だ。笹塚とその部下を付けさせ、765プロでの会話を盗聴した」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:38:48.50 ID:tD+mgvZE0
ネウロスレと聞いて

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:38:58.52 ID:+ipaAi100
弥子と吾代が高槻家でやよい、響から話を聞いていた頃。

765プロ事務所

律子「……お待ちしてましたよ、刑事さん」

笹塚「すみませんね、本当。何度も何度もお邪魔して」

律子「小鳥さん、応接室にお茶、お願いできますか?」

小鳥「はーい」


律子「美希! ソファ空けて、早く早く」

美希「むー、まだ眠いの……」

律子「刑事さんが来てんのよ。寝るならテレビの前のソファ使って」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:40:08.81 ID:+ipaAi100

笹塚「今、事務所にいるのは……」

律子「私と小鳥さん、美希、真美の4人だけです」

石垣「あの竜宮小町の皆さんは……?」

律子「あの3人なら今はレッスン場のほうに行ってます」

小鳥「お茶はいりましたよー」

笹塚「どーも」

律子「それで? 今日のどういったご用でしょうか?」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:42:05.18 ID:+ipaAi100

笹塚「今日は……現場周辺で目撃されてる不審者に似た男をこの事務所近辺でも見てないかと――」

笹塚「被害者の死亡推定時刻、午後7時前後のアリバイをもう一度聞かせてください」

律子「またアリバイですか……」イラ

笹塚「ええ、とりあえず今ここにいる4人全員からお話を伺いたいんで、まずあなたから」

律子「あの日の7時頃といえば、今度の竜宮小町のミニライブについて会場側と打ち合わせをしてました」

律子「あ……そういえば、その途中で事務所から電話がありましたね」

笹塚「電話の相手と内容は?」

律子「プロデューサーでしたよ。 内容は……機材を運びたいから社用社を使いますって連絡です」


石垣「あの、さっき言ってたライブってファーストシングル発売記念のミニライブですよね?! 僕もCD予やぐぇッ!」

笹塚「なんかすみません、コイツ連れて来るべきじゃなかったですね」

律子「いえいえ、ファンは大事にしないとなんでぇ」イライラ

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:44:53.84 ID:SocSxanU0
ネウロスレとか…需要も供給もない

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:44:59.22 ID:+ipaAi100

小鳥「あのー、お茶のお代わりは?」

笹塚「いや、結構です。あの小鳥さん、でしたか?」

小鳥「はい?」

笹塚「あの日のアリバイをもう一度教えてもらえますか」

小鳥「えっと、あの日は、というか、いつもですけど残業してました」

小鳥「その途中に、これまたいつもの居酒……定食屋さんに食事に行きました」

小鳥「それから、事務所に戻ったらプロデューサーさんがいましたね。 彼はまたすぐに出掛けちゃいましたけど」

笹塚「どこへ行くとか聞きました?」

小鳥「ダンボール抱えて、機材をレッスン場に運ぶとか言ってましたね。あ、車まで運ぶの手伝いました」

笹塚(律子さんの話に出てきたやつか)

笹塚「ありがとうございました。美希さんか真美さんを呼んでもらえますか」

小鳥「はい、ちょっと待ってくださいね」



小鳥(笹塚刑事と石垣刑事……笹塚さんのほうが受けかな)

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:46:30.35 ID:c0ZLIa690
さすがピヨちゃん

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:46:30.58 ID:Wg5opGeM0
小鳥さん……

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:46:56.24 ID:+ipaAi100

真美「……」

笹塚「えーっと……、あの日のアリバイを――」

真美「まだ捕まんないのー?」

律子「こら、真美!」

笹塚「……悪いね、人通りの少ない屋外だったから、目撃者も少なくて」

真美「言い訳はいーよー。いつになったら犯人捕まえられんのさー」

律子「あーもーこの子は……。早くアリバイ言いなさい」イライラ

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:47:33.78 ID:+ipaAi100

真美「ぶぅー……7時頃は家で亜美とテレビ見てましたぁー」

笹塚「……分かった、ありがとう」

律子「はい、もうあっち行ってなさい」

真美「はーい……次はミキミキの番だよね?」

律子「そうだけど、美希起きてる?」

真美「真美が起こしてきてあげるー!」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:48:14.11 ID:+ipaAi100

美希「あふぅ……」

律子「美希、もうちょっとシャンとしなさい」

美希「そんなこといっても……あふぅ、ねむ……」

笹塚「あの日のアリバイを教え――」

美希「家で寝てたのー」

笹塚「……どうもありがとう」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:49:30.66 ID:+ipaAi100

笹塚「じゃあ、律子さん。不審者の人相書きは置いていきますから、見たって人がいたら連絡ください」

律子(あー、終わった終わった)「分かりました。それじゃあこれで――」

P「今戻りましたー」

千早「お疲れ様です」


笹塚「……あと2人、聞いてから戻ります」

律子「あ、はは……グッドタイミングですねー」イライライラ

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:50:42.62 ID:+ipaAi100

P「あの日の7時頃のアリバイ、でしたよね」

千早「私はその時間にはマンションに戻ってました。1階の防犯カメラに写ってると思います」

P「俺はレッスン場で使う機材が手違いで事務所のほうに届けられてたみたいなんで、それを向こうに運んでました」

笹塚「……はい、ありがとうございました。それじゃあ今度こそ帰ります」

律子「はい、お気をつけてー」(やっと終わった……)


笹塚「おい、起きろ」

石垣「はッ! 俺は何を……」

笹塚「お前、戻ったら等々力と担当変われ」

石垣「そ、そんなッ! どうしてっすか先輩?!」


以上が魔界虫によってネウロに伝えられた内容である。

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:52:38.12 ID:+ipaAi100

ネウロ「貴様の働き次第では、明日は暇をやろうと思っていたが仕方がない。明日も働いてもらうとしよう」

弥子(もともとそのつもりだったんじゃ……)

ネウロ「いいか? 明日の仕事は貴様の不徳によるものだ」

ネウロ「心優しぃ〜我輩を責めるのは筋違いだからな?」

弥子(……こう言われてしまっては抗議もできない)

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:53:33.84 ID:kkA58S7Y0
何故ゆきぽを殺たし

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:54:16.86 ID:+ipaAi100

ネウロ「明日言ってもらう場所は、このラーメン屋だ」

弥子「ここ言ったことあるけど、アイドルのイメージからはかけ離れた場所だよ?」

ネウロ「四条貴音というやつがここの常連らしい。会って話を聞いて来い」

弥子「それも週刊誌の情報?」

ネウロ「そういうことだ。ああ、犯行日の午後7時のアリバイも確認してくるのだぞ」

ネウロ「今度ろくな情報を持ち帰らなければ、貴様がベッドの下で育てているもやしを日光に晒してやる」

弥子「……なんで知ってんのよ?!」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:56:14.16 ID:+ipaAi100

望月総合信用調査・社長室

吾代「あー、疲れた……わりにはほとんど収穫なかったな。クソッ!」

望月「ようやく戻ったか、吾代くん。 聞きたいことがあるんだが」

吾代「疲れてんだよ、くだらねーことなら明日に――」


望月「バリアの向こうにスイッチが見えてるんだけどね、これはどうやったら押せるんだい?」

吾代「そのバリアは小判の溜め打ちで貫通すんだよッ!!」

望月「ああ、やっと通れたよ。今日はずーっとここで止まっててね」

吾代「……ずっと? いつもは詰まったらすぐ電話してくるくせに、珍しいな」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:57:28.50 ID:+ipaAi100

望月「そりゃあ萩原さんが依頼人とあっちゃあね、それを最優先してもらわないと」

吾代「そういや、依頼人は殺された萩原雪歩の親父なんだったな。何モンなんだ?」

望月「色んな方面に顔が聞くし、私も何度かお世話になったが……よく知らない」

吾代「おいおい、おっさん調査会社の社長だろ? 知らないってどういう――」

望月「『知らない』よ」

吾代「……詮索しないほうがいいってことか?」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 19:59:05.31 ID:+ipaAi100

望月「依頼人のことは考えず、ただ依頼をこなしていたほうが身のためだよ、吾代くん」

吾代「チッ、めんどーな依頼だな……」

望月「先方は君のことも把握してるから、結果を出さないとどうなるか知らないよ」

吾代「……は? おいッ、おっさん!それどういう意味だコラ!」

望月「吾代くん、今度は届かないとこにスイッチがあるんだが」

吾代「手裏剣溜めて反射させんだよッ!! いや、そんなことよりさっきの――」

望月「うまく反射できない」

吾代「がァァッ!! いったんコントローラー置けやァッ!!」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:01:38.55 ID:+ipaAi100

次の日、昼食時

弥子(『銀色の王女』四条貴音……)

弥子(銀のウェービーロングヘアが特徴か……)

弥子(なんか……この人ホントにラーメンなんて食べるの?)

弥子(しかも常連って……さすがにデマなんじゃないかなぁ)


弥子「まあ、会えなくてもいっか。ここのラーメンおいしいし」

店主「へい、らっしゃい! 何にする?」

弥子「チャーシュー麺の大盛りを――」

貴音「……」ズルズル

弥子(ホントにいたー!)

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:03:23.09 ID:+ipaAi100

店主「チャーシューの大盛りでいいの?」

弥子「あ、はい。お願いします」

貴音「……」ズルズル

弥子(まさに王女って感じだなぁ。ラーメンをすする姿にまで気品が溢れている)チラチラ

貴音「……」ズルズル

弥子(どうしよう、なんて話しかけたらいいのか分からない)チラチラ

貴音「……」ズルズル

弥子(……とりあえず高菜を食べよう)

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:05:10.37 ID:JfZSGPVR0
C

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:05:30.33 ID:+ipaAi100

貴音「おやめなさい」

弥子「……え? 私ですか?」

貴音「ここの高菜は特別辛いのです。一時的に舌の感覚を狂わせるほどに」

弥子「でも前来た時はそこまで辛くは――」

貴音「変わったのはつい先週のこと。知らぬのも無理はありません」

弥子(ホントに常連なんだ……)「この店にはよく来るんですか?」

貴音「ええ……ところで、私に何か用があるのではありませんか?」

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:05:36.81 ID:YuWjnCic0
高菜食べちゃったんですか?

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:06:12.50 ID:+ipaAi100

弥子「!」

貴音「店に入ってきた時から、私のほうを見ておりましたね?」

弥子(気付かれてたんだ……)

貴音「そうですね……、萩原雪歩のことではありませんか?」

弥子「なっ! なんで分かったんですか?!」

貴音「実は昨日の夜、響から電話で聞きました。桂木弥子という探偵が、雪歩殿のことを調べていると」

弥子「そうだったんだ……」

貴音「……ご馳走様でした」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:07:29.43 ID:+ipaAi100

貴音「それでは、お話を伺いましょう。何が聞きたいのですか?」

弥子「えっと、じゃあまず――」

店主「はい、チャーシュー大盛りお待ちっ!」

貴音「……」

弥子「……あの」

貴音「先に召し上がってください。麺が伸びてしまいます」

弥子「すみません……いただきまーす」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:09:34.92 ID:+ipaAi100

1分後

弥子「ごちそうさま! すみません、貴音さんお待たせしちゃって」

貴音「いえ、全然、まったく」(この速さ、私と同等、いや、それ以上……)

弥子「あの、場所変えませんか?」

貴音「え? ああ、そうですね。らあめん屋に血生臭い犯罪の話題は似合いません」

弥子「じゃあ、向かいの喫茶店に移りましょう。あそこケーキが美味しいんです」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:12:09.50 ID:+ipaAi100

魔界探偵事務所

吾代『――ホントにンなことに意味あんのか?』

ネウロ「つべこべ言わずに捕まえて、明日事務所につれて来い」

吾代『……無駄骨だったら容赦しねェぞ』ブツッ

ネウロ「まったく口だけは大きい奴だ」

ネウロ(さて、夜はこの雑誌に載っている天海春香の利用する駅に張り込むとして――)


その時、階段を上がってくる音が聞こえた。

ネウロ(依頼人か……それにこいつらの纏う謎の気配、これは――)


伊織「名探偵、桂木弥子の探偵事務所はここかしら?」

あずさ「いいのかしら? 律子さんに相談もせず……」

亜美「あれあれ? 弥子さんって男だったっけ?」

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:14:20.41 ID:+ipaAi100

ネウロ「いいえ、先生は紛れもなく女性です。僕は助手のネウロと申します」

ネウロ(ククク、関係者が向こうからやってきてくれるとはな)


伊織「その先生はどこよ? まさかいないの?」

ネウロ「先生はある事件の調査中です。ご依頼なら私がお伺いしますが?」

亜美「えー、いないのー? 名探偵を一目拝みたかったのに〜」

ネウロ「申し訳ありません。先生はどんなショボい依頼でもこなしていかないと生活できないほど金に困ってまして」

伊織「なによそれ、ホントに名探偵なんでしょうね?」

ネウロ「その点はご心配なく! 先生に解決できない事件などありません」

あずさ「まぁ、頼もしいわぁ」

伊織「……なら、調べて欲しい事件があるんだけど」

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:15:09.05 ID:ExgHNsoO0
ラーメン屋から喫茶店かよwww

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:16:18.53 ID:+ipaAi100

伊織「765プロの萩原雪歩っていうアイドルが殺された事件、知ってるわよね?」

ネウロ「存じております。人気上昇中の清楚な感じのアイドルでしたね」

伊織「あの事件の犯人を捕まえて欲しいのよ」

ネウロ「ほうほう、しかしその事件なら警察も捜査しているのでは?」

亜美「ケーサツなんて当てになんないよー」

亜美「昨日だってぇ、また事務所に同じ質問しに来たんだって」

ネウロ「警察は慎重な組織ですからね、仕方のないことですよ」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:16:49.18 ID:1bs4FfhY0
支援する

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:17:34.73 ID:+ipaAi100

伊織「それで依頼は受けてくれるの? くれないの?」

ネウロ「もちろんお受けいたします」

あずさ「えっと、それは助手が決めてもいいんですか?」

ネウロ「大丈夫です。先ほど申しましたように、先生は依頼に貪欲なので」

伊織「それじゃあ、頼んだわよ。依頼人は私の名前でお願い。私は――」

ネウロ「水瀬伊織さんですよね? それと、お2人は三浦あずささんと双海亜美さん」

ネウロ「3人とも765プロのアイドルであり、竜宮小町というユニットで活躍しておられる。そうですね?」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:17:52.93 ID:c0ZLIa690
伊織(こいつ、黒井のオッサンみたいな声してるわね)

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:19:19.60 ID:+ipaAi100

あずさ「あら、私たち自己紹介したでしょうか?」

伊織「にひひっ、竜宮小町の知名度もずいぶん上がってるみたいねー」

ネウロ「それではまず、雪歩さんと同プロダクションのあなた方のお話から伺いたいのですが」

伊織「……はい? どういうこと?」

ネウロ「事件の関係者は肉親でも警察でもペットでも死人でも疑えという、先生の方針です」

亜美「おー! さすが名探偵! 深イイお言葉ですなぁ」

あずさ「桂木さんってずいぶん疑り深い人なのねぇ」

伊織「ちょっと! 私は依頼者よ!? 犯人が探偵に依頼するわけないじゃない!」

ネウロ「アヤ・エイジアという前例がありますからね」

伊織「むぅ……」

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:20:58.03 ID:+ipaAi100

ネウロ「ご理解頂けたなら、お話しいただけますか?」

ネウロ「とりあえず、殺された雪歩さんを恨んでいるような人間がいないかと――」

ネウロ「あと、あなたがたのアリバイ……おっと、被害者の死亡推定時刻が分かりませんね」

伊織「……午後7時。誤差は前後30分以内だって言ってたわ」

あずさ「いいの、伊織ちゃん? こんなこと誰かに話しても」

伊織「いいのよッ!」

亜美「じゃあ、亜美から話すー!」

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:22:11.19 ID:+ipaAi100

亜美「ゆきぴょんを恨んでた人間だよね? えっとねぇ……いないんじゃないかな!」

亜美「それと、亜美はあの日の7時頃は家で真美とテレビ見てました!」

ネウロ(アリバイ無しと……)「あずささんは?」

あずさ「私も彼女を恨んでた人っていうのは、思い当たりませんねぇ」

あずさ「でも、アリバイのほうはありますよ。 警察のお世話になってました」

伊織「だから、その言い方やめなさいってば!『交番で道聞いてた』でしょ!」

ネウロ「では、最後に伊織さん」

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:24:56.81 ID:+ipaAi100

伊織「事務所内に雪歩を恨んでた人間はいないと断言してもいいわ」

ネウロ「事務所外ではどうですか?」

伊織「週刊誌を鵜呑みにした馬鹿なファンが、逆恨みぐらいはしてるかもしれないわね」

ネウロ「では、あなたのアリバイについて教えてください」

伊織「うちのホームパーティに参加……させられてたわ。他の参加者に確認してもらえば分かるはずよ」

ネウロ「分かりました。それでは依頼の件と、あなた方のアリバイは僕から先生に伝えておきます」

伊織「よろしくね。あ、そうだ。警察の持ってる情報も必要よね?」

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:26:56.24 ID:+ipaAi100

ネウロ「それはそうですが――」

伊織「今晩あたり、警察を寄越させるわ。なんなりと聞き出しちゃって」

ネウロ「それは助かります! 事件解決も早まるでしょう」

亜美「いおりん、すごーい! シビれる! あこがれるゥ!」

伊織「すごいのは私じゃなくて水瀬グループよ……いや、私の可愛さはすごいけどね?」

あずさ「伊織ちゃん、そろそろ戻らないと……」

伊織「そうね、また律子に怒られちゃうわ。それじゃ助手さん、これで失礼するわ」

ネウロ「ええ、気をつけてお帰りください」



ネウロ(水瀬グループか……、使えそうな組織ではないか)

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:29:12.77 ID:+ipaAi100

喫茶店

弥子「まず、事務所での雪歩さんについて教えてくれますか?」

貴音「雪歩殿は……いつもオドオドしていた印象があります」

貴音「あと穴を掘るのが得意でした」

弥子(穴を掘る……どういう意味だろ?)「何か、悩みがあったとかいうことは?」

貴音「ふむ……殺された日の前日まで、1ヶ月ほど前の失敗を忘れられなかったようですね」

弥子「その失敗っていうのは?」

貴音「ライブ中に曲の歌詞が出てこなかったのです。ド忘れというやつですよ」

弥子「それじゃあ、雪歩さんが殺された日の午後7時頃、貴音さんは何してましたか?」

貴音「なんと、犯行時刻まで知っているとは……、さすが名探偵といったところでしょうか」

弥子「あはは、ええ、そんなところです」(魔人は何でもありだからねー)

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:31:20.97 ID:+ipaAi100

貴音「そうですね……ここから駅のほうへ10分ほど歩くと、高架線路がありますね」

弥子「え、えーっと……ああ、ありますあります」

貴音「私はあの日の7時頃、そこの高架下の屋台でらあめんを食べていました」

弥子(またラーメン!?)「店主は貴音さんのことは覚えてるでしょうけど、日付と時間まで覚えてますかね?」

貴音「……あの時、丁度最後だということで、チャーシューを1枚オマケしていただきました」

貴音「つまり、その次の日にはチャーシューを調達したはず」

貴音「チャーシュー調達の前日だと言えば、私のことも思い出していただけるでしょう」

弥子(……この人、探偵?)

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:33:19.94 ID:+ipaAi100

貴音「質問はこれくらいでしょうか?」

弥子「えーっとあとは……あっ、現場の近くで不審者が目撃されてるそうですけど――」

貴音「昨日事務所に来た官憲も、その不審者の人相書きを持ってきたそうですね」

弥子「そうそう、確か特徴は――」


貴音「中肉中背、もしくは痩せ気味、または太り気味」

貴音「年齢は10代後半から20代、あるいは30代から40代」

貴音「あたりをキョロキョロ見渡しながら徘徊しているかと思えば、電柱の影にずっと蹲っていたという」


弥子「……」

貴音「これでは何のことやら、皆目、検討も付きません」

弥子「ですよねー……」

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:34:59.94 ID:+ipaAi100

会話が途切れた時、丁度弥子の携帯が鳴った。

弥子「ちょっとすみません……あれ、響さんからだ」

響『弥子? 今時間取れる?』

弥子「どうしました?」

響『いやなー、今、事務所に真がいるんだけど、事件について名探偵の話を聞きたいんだってさ』

弥子「ホントですか! こっちも助かります。私今、貴音さんと喫茶店にいるんですよ」

響『貴音と喫茶店? あ、ラーメン屋の向かいだな?』

弥子「そうそう、分かりますか?」

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:37:07.88 ID:+ipaAi100

響『じゃあ、そこで待っててくれるか? 今真がそっち向かったから』

弥子「はい、分かりました」

響『あ、貴音に代わってもらえる?』

弥子「分かりました……貴音さん、響さんです」


貴音「もしもし?」

響『貴音ー、さっき律子が「貴音はまだ帰ってこないのかー」って怒ってたぞー』

貴音「そうですか、ではそろそろ戻らねばなりませんね」

響『そーしろよ。用はそれだけだから、弥子によろしくー』

貴音「……それでは桂木殿、私は事務所に戻ります」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:38:33.22 ID:+ipaAi100

弥子「今日はありがとうございました」

貴音「こちらこそ、探偵と話せることなど滅多にあることではありませんもの」

弥子「そう言ってもらえると、気が楽になります」

貴音「ふふふ、それでは、ごきげんよう」


弥子「……ふぅ、ああいうのを王女の風格っていうんだろうな」

弥子「気後れしちゃってたかなぁ……」


数分後


真「すみません、あなたが名探偵の桂木弥子さんですか?」

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:39:54.19 ID:+ipaAi100

弥子「あ、えっと真さん?」

真「はい! 765プロの菊地真です。よろしくお願いします!」

弥子「こ、こちらこそよろしく」(貴音さんとは違う意味で気後れしそう……)

真「雪歩の事件を調べてるんですよね? どうですか? 犯人分かりそうですか?」

弥子「いや、あの、その……ぼちぼちです」

真「そう、ですか……」


弥子「……あのー、質問してもいいですか?」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:41:32.73 ID:+ipaAi100

真「ああ、そうだ、そのために来たんだった、はい、何でも聞いてください!」

弥子「貴音さんにも同じ質問をしたんですけど、雪歩さんのことと、真さんのアリバイを教えてください」

真「本人のことですか……。すごい引っ込み思案でしたね。それを変えたくてアイドルになったとも言ってました」

真「あとは……知ってるかもしれませんけど、雪歩はひどい男性恐怖症でした」

真「2人で買い物に行った時とか、男の人の側を通る度にボクの後ろに隠れようとするんですよ」

弥子「へぇー、人前に出る仕事なのに、意外ですね」

真「雪歩はやる時はやる子ですよ! 最近はプロデューサーのおかげもあって、少しは男の人に耐性が……」

弥子「……? 真さん?」

真「最、近は……、耐性が付いてきてたんですよ……」

弥子(ヤバイ、涙目になってる!)

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:44:30.39 ID:+ipaAi100

弥子「ほ、他には?! 他に趣味とか、特技とか!」

真「……趣味は、詩を書くことと、日本茶でしたね。雪歩の入れるお茶、おいしかったなぁ……」

真「あと穴を掘るのも趣味だったのかな?」

弥子(……もうスルーしとこう)


弥子「じゃあ、真さんのあの日の午後7時頃の行動を教えてください。」

真「アリバイですか? あの日はレッスンが終わってすぐ家に帰ったんで、7時頃には家にいたと思います」

弥子「そうですか。あと目撃されてる不審者については……」

真「さっぱり分かりません」

弥子「ですよね」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:46:15.67 ID:+ipaAi100

弥子「参考になりました。どうもありがとうございます」

真「お役に立てたなら良かったです。あ、ボクもう戻りますね」

弥子「ひょっとして、忙しかったんですか?」

真「実はちょっとだけ……。でもどうして、話がしたかったんです」

真「犯人、絶対見つけてくださいね!」

弥子「……はい、任せてください」

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:47:46.41 ID:+ipaAi100

弥子(期待されてるなぁ……事件を解決するのはネウロなんだけど)


再び弥子の携帯が鳴った。今度はメールの着信だった。

弥子(ネウロからだ、何だろ)

メール『夜まで事務所に待機していろ』
   『出歩けば貴様の頭にカイワレを植え付ける』

弥子(……『了解、貴音さんと真さんから話を聞けたよ』っと、送信)

弥子(事務所で待機って、ネウロはどこ行くんだろ……)

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:48:36.88 ID:vwtgUIMzO
バイト前になんというスレを……完結させといてくれ

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:49:49.91 ID:+ipaAi100

夜、神奈川の某駅

ネウロ(ほう、菊地真とも接触できたか。なら後は――)

その時、ホームに電車が入ってきた。その電車から天海春香が降りてくる。

春香(そろそろテスト勉強始めないとなぁ……)

春香(もう、雪歩から勉強教えてもらえないし……あれ、誰かいる)

ホームに降りた春香と、ベンチに座るネウロの目があった。


春香(珍しいな、この時間帯に……あ、あんまりジロジロ見てたら失礼だよね)

視線を外し、春香は改札へ向かおうとした。その目の前にネウロが立っていた。

春香「うひゃあッ!」

ネウロ「驚かせてすみません。僕は脳噛ネウロというものです」

春香「ネ、ネウロさん? あの、なん、でしょうか?」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:50:06.72 ID:1bs4FfhY0
支援

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:51:13.13 ID:+ipaAi100

ネウロ「765プロの天海春香さんですよね? 少しお聞きしたいことがありまして」

春香(あ、なんだ。フリーライターの人、なのかな?)

春香(……って、私の使う駅までリークされてるのー?!)

ネウロ「萩原雪歩さんについてのことなのですが――」

春香(でも、カメラも無いし、メモ帳すら持ってない……)

春香(それに、さっきまでベンチにいたのに、いきなり目の前に現れて……)

ネウロ「春香さん? 聞こえてますか?」



春香(この人ひょっとして……見えてはいけないもの? お化け? 妖怪? 幽霊?)

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:53:44.22 ID:+ipaAi100

春香「え、駅員さーん! 助け――」

ネウロ(……チッ、我輩を何だと思っているのだ)

             イビルブラインド
――魔界777ッ能力『無気力な幻灯機』――

イビルブラインドがネウロと春香の存在の解像度を下げた。

春香「駅員さん! あそこの人見えますか?! 私にしか見えないってこと無いですよね?!」

春香「……駅員さん? え、あのー……何で無視するんですか?」

春香(……まさか……私も死んじゃってる系?)

ネウロ「天海春香さん」

春香「はいぃ!」

ネウロ「お話を聞かせてもらってもよろしいですか? 聞いたらすぐ帰りますから」

春香「は……はひ」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:59:23.35 ID:oImarqjS0
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read.cgi ver 05.04.02 2018/11/22 Walang Kapalit ★
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