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ある日、ケーキ屋の娘に恋をした。

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 01:01:37.74 ID:6FH1lNzy0
結婚式が近づいて過去を振り返ってたら
わりとネタ人生だったのでまとめてみた。

スレが立ったらぼちぼち書きこんでく。


17 :1:2011/10/16(日) 01:33:00.38 ID:6FH1lNzy0
榎本さんというのは、かつて母としこがパートで働いていた、とあるデパ地下の寿司屋の店長だった。

あまり気力が出なかったがせっかく斡旋してくれたので言われるままに面接に行ったら

「おお、君が啓介か!うん、としこさんから聞いてるよ。うん、で、いつから来る?」

と陽気なおっさん(といってもギリギリお兄さんライン)にいきなり言われ、
面接という名の顔合わせのような感じでいきなり採用が決まり働くことになった。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 01:35:43.29 ID:QjCvnLjs0
サル喰らわないように

19 :1:2011/10/16(日) 01:37:37.65 ID:6FH1lNzy0
えのサン(榎本さん)はスゲーいい人で、歳の離れた兄貴みたいだった。

ミスしても「あとでぶっとばす!」と言いながらフォローしてくれたし
パートのおばちゃんたちも、まるで息子のように可愛がってくれた。

俺のすさんだ心も少しずつ回復してきて、普通にレジに立つこともできるようになった。

ただそれ以外に、もう一つだけ俺の心を癒してくれるオアシスがあった。

それが、隣のとなりのケーキ屋さんの山本さんだった。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 01:38:32.60 ID:3zeHZqUD0
キャバクラ行って「昼何の仕事してるの?」って聞いて返ってくる答えの割合

看護師  60%
ケーキ屋 30%
大学生   9%


21 :1:2011/10/16(日) 01:41:20.71 ID:6FH1lNzy0
隣のとなりのケーキ屋さんは、たまに廃棄品をおすそ分けしてくれた。

彼女はいつも笑顔で「ちょっとですけど、どうぞ^^*」と笑顔で持ってきてくれた。

「おっ、山本ちゃんいつもありがとね!!」

えのサンがそう言っているのを聞いて名前を知った。

山本さんは完璧美人ではなかったが、いつもニコニコしていて、
「あ、ど、ドモ…」と俺が挙動不審にしても笑顔で会釈を返してくれた。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 01:41:56.41 ID:USiI4aH10
コピペ狙ってますwwwうっすww

23 :1:2011/10/16(日) 01:45:39.10 ID:6FH1lNzy0
でも、半年間経っても一年間経っても交わせるのは挨拶だけ。

もうちょっと、ほんのちょっとでいいから進展が欲しかった。

それでもマルチにひっかかって女の子に対してビクビクになった俺にとって
そして女子と会話を交わす経験なんてほとんどなかった俺にとって
自分からきっかけを作るなんてのはとても無理な話だった。

でも想いは募るばかり。
もはや一年も片思いしてると我慢の限界だった。

24 : 忍法帖【Lv=39,xxxPT】 :2011/10/16(日) 01:49:37.75 ID:fkr8ZXCX0
支援あげ

25 :1:2011/10/16(日) 01:50:02.77 ID:6FH1lNzy0
「榎本さーん、おつかれさまでーす!」

「おっ、ゆうた〜サンキュウな!!」

ケーキ屋には、ただひとりだけ男の子が働いていた。
歳はまだ二十歳かそこらだと勝手に思っていた。

えのサンがゆうたと呼ぶこの男の子も、たまに廃棄ケーキを届けてくれた。

(……これだ!!)

俺は一世一代の勝負にでることにした。


26 :1:2011/10/16(日) 01:54:11.77 ID:6FH1lNzy0
「あの、森くん、よかったら、あの、よかったら今日終わったら呑み行こう…。」

廃棄ケーキを届けてくれたあとにひっつかまえて小声で誘ってみた。

『森』というネームプレートを付けた、そのゆうたという男の子は
一瞬びっくりしたような顔をしたが「いいですよ。」と了承してくれた。

この子に話すキッカケを作ってもらえれば…きっと何か動き出すはずだ。

(頼むよ…!)

俺は年下の子にすがる想いでそうお願いした。心の中で。

27 :1:2011/10/16(日) 01:57:22.39 ID:6FH1lNzy0
居酒屋で生とタコわさをつっつきながら、とりあえず世間話をした。

森くんは22歳で、ケーキ屋と介護職のかけもちをしてるらしい。
俺はマルチのことは伏せたが公務員浪人からいまの仕事に就いたことを話したりした。

「で、どうしたんです急に。」

そりゃ聞かれるわなと思いながらも、ここで言わなきゃ男がすたると思い

「う、うん、そうだよね急に、ごめん、あの…」

ためらいながらも山本さんのことを話した。

そしておそるおそる出した俺の気持ちは
森くんのストレートパンチを受けることになる。

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 01:59:36.15 ID:j5vHFsuZ0
はやく

29 :1:2011/10/16(日) 02:00:08.72 ID:6FH1lNzy0
「山本さん、彼氏いますよ。」


うわあああああああああ


「たしか、付き合って三年くらいですよ。」


うわあああああああああああああああああああああ


そりゃそうだ。あんな可愛い子に彼氏がいないはずがないのだ。

ちょっとでもお近づきになりたいと思った俺が馬鹿だったのだ。

こんな鈍臭くて何の取り柄もなくこの歳でフリーターの俺が浅はかだったのだ。

「………そう、ですよね…。」

もはや、何の言葉も出てこなかった。

30 :1:2011/10/16(日) 02:02:11.93 ID:6FH1lNzy0
「なーんだ。そういうことかー。」

森くんはなんだかガッカリしたようにそう言いながらも
意気消沈して言葉も出ない俺の顔を気にしているようだった。

「そんな落ち込まないでくださいよ。」

「うん。。。」

もはや顔もあげられないほど落ち込んでいた。
一年間の片思いが…淡い恋心が…。

森くんは、俺の頭をチョンチョンとつっついて、笑顔で言った。


「自分、フリーですよ。」


「…はあ。」


………。


……はあ??

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:02:38.04 ID:3zeHZqUD0
彼氏っていっても男じゃないかもしれないからがんばれ!

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:04:37.94 ID:QjCvnLjs0
そっちかwwwww



え?

33 :1:2011/10/16(日) 02:05:24.46 ID:6FH1lNzy0
「自分と付き合いましょうよ!」

いや、ちょっと意味がわからないです。

「えーと…。」

「林さん、誰とも付き合ったことないしDTなんでしょ?」

「う…まあ…。」

「いざ山本さんがフリーになって付き合うことになったとき
 経験もまったくないDTじゃ色々まずいと思うんですよねー。」

「う…。」

「だから自分と付き合っといたほうがいいですよ!」

「はあ…。」

「ね、そうしましょー!」

「いや、でも…。」

「ね!色々教えてあげますから!!」


その日、俺に初めて恋人ができた。

…残念ながら男だったが。

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:06:27.83 ID:QjCvnLjs0
Ω<ナ…ナンダッテwwwwww

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:07:02.85 ID:3zeHZqUD0
なんか、全然意図せず一周回ってネタバレみたいなレスしてしまったみたいです
ごめんなさい

36 :1:2011/10/16(日) 02:09:01.90 ID:6FH1lNzy0
現状をよく理解できていないままフラフラの帰り道。

えーと、俺は失恋して、彼氏ができて、って、何かおかしくね?

『ゆうたです。啓ちゃん今日はありがとう。これからよろしくね!!』

家についてiPhoneを見たら森くんからメールが来ていた。
別れ際にアドレス交換をしたんだった。

あ、やっぱり現実なんですよね…これ。

『そうそう!僕のことはこれからゆうたって呼んでね!!』

そういえばいつの間にか啓ちゃんって呼ばれてるし。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:10:02.28 ID:j5vHFsuZ0
パンツはいた

38 :1:2011/10/16(日) 02:10:02.56 ID:6FH1lNzy0
ネタバレぜんぜんおkですよwww

当時は異常事態だと思ってたけど
思い返してみるとけっこーベタベタなんでwww

39 :1:2011/10/16(日) 02:12:36.31 ID:6FH1lNzy0
いや、これは何かの間違いなのだ。

あのときは押され負けてしまったが何かおかしくないか。

いやいやおかしい。絶対おかしい。次の出勤のとき森くんと話そう。

そう覚悟を決めて、二日後出勤したときに
ケーキ屋に森くんの姿をこっそり確認しながら
えのサンしかいないバックヤードに入っていった。

「おはようございます。」

「おお、啓介!ゆうたとよろしくやってるか!!」

「………!!!!」


ち ょ っ と ま て 。

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:13:42.41 ID:x+AJ0GRL0
公wwwwww認wwwwwwwww

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:14:47.64 ID:3zeHZqUD0
なんでそんなおっすおっすが普通に認知されてるんだ・・・どこに国だよww

42 :1:2011/10/16(日) 02:15:33.55 ID:6FH1lNzy0
「えのサンなんで知ってんですか…!!」

「ん?なんのことだー?」

「だから俺と森くんが付き合ってることですよ!!」

「ゆうたはしっかりしてるし、お前にぴったりだよ!」

「いやいやいやいやいや違うんですって!!」

「幸せにしてやれよ!!」

あのホモ野郎しゃべりやがったーー!!!!

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:17:16.99 ID:QjCvnLjs0
既成事実かwwwww

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:18:46.84 ID:x+AJ0GRL0
流石ガチホモwwww根回しが早いなwwwwwwww

45 :1:2011/10/16(日) 02:18:47.97 ID:6FH1lNzy0
その日の帰りに従業員出口から出てくるのを待ち伏せして、森くんに声をかけた。

「ちょっと森くん…。」

だが俺の顔をチラッと見ただけで反応してくれない。

「ちょ、ちょっと…。」

うろたえる俺を無視してすたすたと歩いていってしまう。

「…ちょ……。」

うーーー。

「……ゆ、ゆうた…。」

「なにっ?啓ちゃん♪」

名前で呼んだら笑顔で振り返るゆうた。

このドホモが…!!

「てかメール返してよ!!」

「いや、そんなことはどうでもよくて…。」

「よくないっ!!」

「いや、てか、えのサンが知ってたんだけど、どういうこと…。」

46 :1:2011/10/16(日) 02:20:24.35 ID:6FH1lNzy0
それにはゆうたもびっくりしていた。

「ほんと、誰にも言ってないよ!榎本さんに聞いてみてよ!」

そんなはずあるか!!
あるはずもない!!

「ああ、でも榎本さん俺がゲイってことは知ってるよ。」

「えっ!!」

「俺が…あ、うん、知ってる。」

珍しく言い淀んだが、どうやらホントに言ってはないらしい。

衝撃だったのはケーキ屋のみんなも寿司屋のみんなも
ゆうたがゲイだということを知ってるというのだ。

俺だけ知らずに一年以上も働いてたなんて…。

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:22:38.66 ID:3zeHZqUD0
>「いざ山本さんがフリーになって付き合うことになったとき
> 経験もまったくないDTじゃ色々まずいと思うんですよねー。」

たとえホモセクスしてもDTはDTだよな…・・・・・・なんだこの説得

48 :1:2011/10/16(日) 02:22:45.33 ID:6FH1lNzy0
そして後にえのサンから誰から聞いたのか問い詰めたら、

「俺は啓介から聞いたんだぞー?w」と言われた。

そういえばえのサンは『ゆうたをよろしく』としか言ってなかった。

俺がゆうたを呑みに誘ったのを見て、えのサンはカマかけただけらしい。

ナンテコッタイ/(^o^)\

そしてえのサンのことに気を取られて、交際うんぬんのことはすっかり忘れてた俺。
そんなどたばたしてる間に、初デートに行くことになってしまった。


49 :1:2011/10/16(日) 02:25:33.25 ID:6FH1lNzy0
ゆうたとメールのやりとり。

『啓ちゃん、デートは男から誘うもんだよ。誘って!』

『いや、無理。デートなんかしたことないし』

『えー!じゃあ、みなとみらい行こうよ。夜景きれいだよ。』

『じゃあ、そこで』

『違うの!誘って!!』

………。

『みなとみらい行こう』

『いつ行く?休み合うかな。』

『わかんない』

『わかんないじゃなくて相手の予定聞いて!』

あーもう面倒くせえなあーー!!!


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:27:28.11 ID:IEAKvYg5O
おもすれぇ

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:28:58.83 ID:3zeHZqUD0
>『啓ちゃん、デートは男から誘うもんだよ。誘って!』
彼の中では受け攻め確定してるんですな…まぁDT奪う前提だし

52 :1:2011/10/16(日) 02:29:12.28 ID:6FH1lNzy0
俺は何の気も使ってない服装で初デートに向かった。

ゆうたはちょっとこじゃれた格好をしていた。

二人でワッフルを食ったり水辺を散歩したり
夜になったらベンチに座って夜景をみたりした。

何をしてても楽しそうなゆうたを心で遠目にみながらも
一体俺は何をやってんだか…。という気持ちになっていた。

でも、自分の思っているゲイのイメージとはちょっと違った。

いま思えばオカマとゲイを混合していたんだと思う。

ときどき可愛いことを言う以外は、普通の男とかわりなかった。

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:29:27.54 ID:ksB3rt/S0
可愛い彼氏じゃねえかwwwwwwwww

54 :1:2011/10/16(日) 02:31:37.48 ID:6FH1lNzy0
ふざけて腕を組んでくることはあったが
セックスはもちろんキスもしたことはなかった。

恋愛ってこんな程度なんだろうか…。

それ以降、ゆうたリードで俺が誘って月に一、二度出かけたり
世間話的メールのやりとりをしたり、仕事終わりにちょっと話したり
付き合ってるのかもよくわからない些細な日常を三ヶ月ほど繰り返した。

だいぶゆうたとのやりとりにも慣れてきたが、恐れていた事態があった。


そう、家族にバレることだ。


母としこは心配性でおせっかいで、妹めぐみは俺を完全に見下してる感がある。

バレたらとんでもない騒ぎになるに違いない。

幸いにも、えのサンは付き合ってることを誰にもしゃべってないみたいだった。

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:32:37.98 ID:PZqdN26x0
あんたサイコーだよ

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:33:44.62 ID:3zeHZqUD0
こーゆーのはゆうた誘い受けっていうの?あってる?あってる?

57 :1:2011/10/16(日) 02:36:06.67 ID:6FH1lNzy0
しかし、俺は自ら爆弾を落としてしまうのだった。


「けーすけパソコンかして。」

妹めぐみは、いつもこう言って俺の部屋に乗りこんできてた。

「いま使ってる。」

「ニコニコ見てるだけじゃん。」

「うるさいな。」

「30分だけ貸してよ。」

「いつもそういってどかないだろ。」

といったやりとりを毎度のようにしていた。

自分で買えよと思いながらも、結局貸してしまう俺だった。
しかし二時間以上も部屋に居座られるとやることもなくてイライラしてくる。


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:36:50.03 ID:PZqdN26x0
公開オナニーか

59 :1:2011/10/16(日) 02:38:58.55 ID:6FH1lNzy0
「いい加減どけよ。」

「いーじゃん。勉強でもしてたら?」

ほんと妹がいないやつがうらやましいと思うよ。
妹萌えとかしてみたかったぜ。

60 :1:2011/10/16(日) 02:39:52.29 ID:6FH1lNzy0
「けーすけパソコンかして。」

その日、俺はベッドに横になってゆうたのメールを見返していた。

「…別にいいけど。」

「めずらしーパソコンやってないんだ。」

家にいるときはずっとパソコンの前に座ってるから
たしかにめずらしいことだったかもしれない。

61 :1:2011/10/16(日) 02:43:39.86 ID:6FH1lNzy0
「ねー電源どうやってつけんの?」

モニタの電源をカチカチやっていた。

「メールしてんの?」

「うん。」

「ねえ、最近よく出かけるしメールしてるし、彼女できたの?」

「そう。」

「てきとーに返さないでよ。彼女できたの?」

「うるさいな。」

「ねえ、彼女できたの?」

「うるさいな。パソコンやってろよ。」

「だから電源つけてよ。ねえ、彼女??」

話聞いてねえコイツ……。

「しつこいなー。彼女だよ。」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:44:54.02 ID:3zeHZqUD0
そろそろオチかな?

63 :1:2011/10/16(日) 02:46:31.88 ID:6FH1lNzy0
それを聞いためぐみは突然部屋を飛び出して

「おかあああさああああーーーん!!!」

と叫んでリビングに駆け込んでいった。


ちょおwwwwおまwwwwwww


その後は嵐のようなひどい有様だった。

母としこは「ウチに連れてらっしゃい!」しか言わないし

妹めぐみはけいすけに彼女プギャーwwしかしてこなかった。

いかんいかん。これで男なんか連れてきた日には超大型台風が起こる。


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:47:58.75 ID:fCHywcnpi
なんだこのホモスレ

65 :1:2011/10/16(日) 02:49:26.39 ID:6FH1lNzy0
その騒動からしばらく経った後日のことである。

出勤してえのサンに挨拶したら

「おお、啓介!さっきお母さん来たぞ!!」と言われた。

ちょwwおかんwww

いや落ち着け俺、前から母としこはたまに買い物に寄ってた。

うん、おかんが来たからといってバレたわけじゃ

「ゆうたの話しといたからな!!」


…バレてました。

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:50:08.50 ID:PZqdN26x0
>>65
えのさんww

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:50:11.59 ID:QjCvnLjs0
すごい連携プレイだwwww

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:50:51.43 ID:3zeHZqUD0
いやだからそんなゲイにオープンな日本ないからwwwwww

69 :1:2011/10/16(日) 02:52:21.47 ID:6FH1lNzy0
「なんて、うそだ、すまんwとしこさん知ってるもんかと思ってしゃべってもうたw」

「すまんじゃないっすよおー!!彼女っていってあったんすよー!!」

「まあ、としこさんが働いてるころからゆうたいるし大丈夫だろw」

「大丈夫じゃないですよー…。男と付き合ってるなんて知ったら…。」

「安心しろ。としこさんは器の大きい人だからな!!」

だめだこの人…お気楽すぎる…いまにはじまったことじゃないが。

やべえ…家帰りたくねえ。。。

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:54:15.67 ID:fCHywcnpi
まだ続くようなら寝る

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 02:54:54.27 ID:PZqdN26x0
何時までやります?

明日まで続くなら明日見たいんだが

72 :1:2011/10/16(日) 02:56:22.63 ID:6FH1lNzy0
ゆうたにメールしようと思ったが何と言っていいのやらだし
帰らないわけにもいかないし覚悟を決めるしかなかった。

「おかえり。今日ソーメンにしちゃった。簡単でごめんねー。」

が、しかし家に帰っても何事もなかったかのような母としこの対応。

「めぐみは?」

「もう寝てる。明日サークルの試合だから。」

「そ、そっか。」

用意されたソーメンをずるずるとすすりながらも
なぜか向かいに座っているおかんが気になってしょうがなかった。

「啓介。」

「な、なに。」

「次の休み、ゆうた君連れてらっしゃい。」


キタ━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!

73 :1:2011/10/16(日) 02:59:00.71 ID:6FH1lNzy0
もう逃れられんか。

『ゆうた。次の休み、おかんがうちに来いって…』

メールしたら、すぐに電話がかかってきた。

「啓ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫じゃない…。」

「うん…ごめんね、なんか。」

「謝ってもしょうがないだろ…。」

そうなのだ。

ゆうたは何一つ謝らなきゃいけない行動を取ってないのだ。

母としこがゆうたに何を言うのか、ゆうたがとしこに何を言うのか。
息子がホモと知った母の気持ちを考えると夜も眠れなかった。
こんなことなら付き合わなきゃよかった。
さっさと別れておけばよかった。

74 :1:2011/10/16(日) 03:00:09.67 ID:6FH1lNzy0
まだ続く感じです。

dat落ちしてなかったら、明日よろしくお願いします。

てか俺も眠くなってきたww

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:00:49.39 ID:lfdoY5AL0
見てるよ!
めっちゃワクワクwww

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:01:02.03 ID:3zeHZqUD0
朝までならほしゅっとくけど。いや保障はしないけど

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:01:18.19 ID:PZqdN26x0
落ちるなら
また明日同じスレタイでたててくれ〜

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:03:04.11 ID:IEAKvYg5O
続き頼むよ
めっちゃワクワク

79 :1:2011/10/16(日) 03:04:23.53 ID:6FH1lNzy0
「けーすけパソコン貸して。」

「…あと10分待って。」

「いいけど。」

懲りずに妹めぐみが部屋に乗りこんできた。

俺が待てをかけたらめぐみは俺のベッドに腰かけた。

「ねえ、けーすけの彼女、男なんだってね。」

思わずマウスが硬直する。

それは何か色々間違ってるぞと突っ込む余裕はなかった。

「…母さんなんか言ってた?」

「ううん、今度ゆうた君っていう子が来るってゆーから
 誰かきいたらけーすけと付き合ってる子だって聞いてびっくり。」

そりゃびっくりするだろ…。


80 :1:2011/10/16(日) 03:08:26.28 ID:6FH1lNzy0
「ゆうた君にひどいこと言ったんじゃないの?」

「なにが。」

「けーすけ無駄にプライド高いじゃん。」

「無駄にってなんだよ。」

「付き合ってどれくらいなの?」

「…四ヶ月くらい。でも普通に友達と変わんない。」

「付き合ってるのに友達とかわんないんだ。」

「変わんないよ。俺ゲイじゃないし。」

「フーン。ゆうた君かわいそうだね。」

「………。」

めぐみにもっともなことを言われたようで俺は胸が騒いだ。

81 :1:2011/10/16(日) 03:11:22.94 ID:6FH1lNzy0
そんなこんなで、ゆうたがうちに来ることになった。

そしてなぜめぐみもいるのだ。できればいないでほしかった。

「としこさんお久しぶりです!」

「ゆうた君いらっしゃい〜久しぶりね!元気?」

「はいー元気ですよー!」

ファーストコンタクトから胃がキリキリした。

とりあえず和やかな雰囲気なんだよなこれ。
修羅場になったりしないよな。頼むから荒れないでくれ!!

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:14:11.66 ID:3zeHZqUD0
だからなんでお前の周辺世界だけゲイに肝要なんだよww
>「ねえ、けーすけの彼女、男なんだってね。」

83 :1:2011/10/16(日) 03:15:30.71 ID:6FH1lNzy0
しかし、俺の予想は大きく外れることになった。

母としこは終始ニコやかにゆうたと話しているし
めぐみも最初は興味本位で入りこんできていたが
すぐにゆうたと打ち解けて三人で楽しく話していた。

いつの間にか夜になり、ゆうたのお泊まりがいつの間にか決定していた。

自分でもびっくりしたのだが、俺は初めてこの時にゆうたが一人暮らしであることを知った。

しまいには三人で楽しくカレーを作り始めて、俺が仲間はずれっぽくなってた。

え、なに。なんでそんなに和んじゃってんの。


84 :1:2011/10/16(日) 03:17:46.79 ID:6FH1lNzy0
俺は最後まで緊張がとけなかったが
楽しくカレーを食ってテレビを見て談笑をして
俺の部屋にお客様用の布団がゆうたのために敷かれたが

めぐみがゆうたを自分の部屋に連れてって(仲良くなりすぎだろと思った)
おしゃべりの続きをしてたので、俺はリビングで母としこと二人きりになった。

ゆうたがきてから初めての沈黙。

うう…まだ三人で盛り上がってくれてたほうがよかった。気まずい。

でも、これだけは聞いておきたくて、自ら話を切り出した。

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:19:40.69 ID:3zeHZqUD0
まぁ女はゲイの受けとかおかまとか自分の身が安全だから
すごく安心して仲良くなるからなぁ

86 :1:2011/10/16(日) 03:21:04.03 ID:6FH1lNzy0
「母さんは俺が男連れてきて変だなとか嫌だとか思わないの?」

特にびっくりした様子もなく「そぉーねえ。」とおかんはしばらく考えて

「あんたがずっと独りでいるよりずっといいかな。」と言った。


「啓介、休みもずっと家にいるし、友達と遊んだりもしないから心配してたのよ。」

「そりゃ、ちょっと驚きはしたけど。」

「ゆうた君は気が利くし、とってもいい子だし。」

「啓介のことを大切にしてくれる人がいて母さん嬉しくないはずないでしょ。」


87 :1:2011/10/16(日) 03:23:00.62 ID:6FH1lNzy0
俺のことを大切にしてくれる人…。

母としこの言葉が胸にささって、その夜、俺の隣で眠るゆうたの顔を改めてみた。

たしかに、付き合ってから、ゆうたはずっと俺のことを大切にしてくれた。

こんな風に俺のことを想ってくれたのは人生ではじめてだ。

俺はゆうたに何をしてやれたんだろう。

「ゆうた君かわいそうだね。」

めぐみの言葉が思い出された。

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:24:00.28 ID:4BdHKkjR0
友達ないから羨ましい

89 :1:2011/10/16(日) 03:26:38.24 ID:6FH1lNzy0

「ゆうた。今度、海にいこうか。」

俺は、初めてゆうたのリードなしにゆうたを誘った。

「うん!楽しみにしてるね!」

ゆうたはいままでで一番の笑顔でそう答えた。

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:27:09.76 ID:lZaiElPQ0
終わり

91 :1:2011/10/16(日) 03:30:19.89 ID:6FH1lNzy0
海でひとしきり遊んで、夕焼けの浜辺に二人で並んで座っていた。

俺は一人でソワソワしていた。やるぞ。やるぞ俺!!

日が落ちて、まわりに人がいないのを確認してから

俺はおもむろにたちあがってゆうたを後ろからギュッと抱きしめた。

「啓ちゃん…?」

「ゆうた…ありがとう。」

それしか言えなかった。

でも、それだけでゆうたは泣きだしてしまって、しばらく泣きやまなかった。

好きだったら、手も繋ぎたかっただろうし、キスも、セックスだってしたいだろう。
でも、ゆうたはデートに誘う以外俺に何一つ強要してこなかった。

そばにいられるだけでそれでよかったんだって言って、ゆうたは大いに泣いた。

つられて俺も泣いてしまった。ありがとうとごめんが混ざり合った気持ちだった。


92 :1:2011/10/16(日) 03:32:26.09 ID:6FH1lNzy0
ゆうたと付き合って半年間。

思い返してみれば、俺のまわりの環境はすごく良くなった。

ゆうたはケーキの廃棄を持ってくるとき山本さんも連れてきて
俺と会話を交わすきっかけをつくってくれたりしていたし

母としこや妹めぐみとの会話もゆうたが家に来てからすごく増えた。
(今更だがうちは母子家庭で親父は幼稚園のとき他界してる)

俺はゆうたのおかげでデートスポットをたくさん知ることができた。

最初はまったく気を使ってなかった服装も
ゆうたのさりげないアドバイスで改善されていって
たっけーブランド物じゃなくユニクロとかでもおしゃれになった。

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:32:51.81 ID:aQmbUfle0
ただのホモスレのはずが…プラトニックホモスレになってきたとは…

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:35:24.69 ID:BqosYStO0
支援

95 :1:2011/10/16(日) 03:35:35.12 ID:6FH1lNzy0
海の一件以来、ゆうたと付き合ってることに恥じらいも特になくなった。

人に堂々としゃべったりはできないし、キスやセックスは踏み出せなかったけど
気楽にスキンシップも取れるようになったしデート中も二人で笑えるようになった。

付き合って一年半ぐらい経ったとき、ゆうたはケーキ屋を辞めた。

もうひとつのバイト、介護職のほうで正社員になれたからだった。

よかったな、とも言ったけど
これから顔がなかなか見られなくなったり
仕事終わりに会って話したりできなくなると思うと
少し寂しかった。

96 :1:2011/10/16(日) 03:39:53.34 ID:6FH1lNzy0
「介護職って給料安いし大変だよな。」

って俺が言ったとき、

「うん。確かに安い。かけもち大変だったーw」

「キレイな仕事じゃないし、お風呂介助とかすごい大変だしねw」

「でもすごくやりがいがあるよ。俺の天職だと思ってる。」

目を輝かせてそう言うゆうたに、俺はちょっと憧れた。尊敬した。

俺もいつかそう言える仕事が見つかればいいと思った。

(いつまでもフリーターやってらんねえよな。)

俺は、ゆうたに刺激をもらってもう一度公務員試験の勉強を初めていた。

97 :1:2011/10/16(日) 03:41:49.58 ID:6FH1lNzy0
顔を見られる機会はぐっと減ったが
ゆうたの休みになるべく合わせて俺は休みを取り
ときにはゆうたの家に泊まりにいったりしていた。

でも、やっぱり一歩が踏み出せなかった。

ゆうた…。セックス、したいよなぁ…。

俺自身もゆうたのことが大切だと確実に思えるようになってた。

けど、どうしても一歩が踏み出せないまま、二年間が経った。

そんな悩みを抱える俺に、人生の分岐点が再び訪れた。

98 :1:2011/10/16(日) 03:43:16.88 ID:6FH1lNzy0
「林さん。お疲れ様ですー。」

仕事帰り、従業員出口を出たところで、俺はある人に声をかけられた。

「あっ、おつかれー。いま終わり?」

俺に声をかけてきたのは、山本さんだった。

ゆうたのおかげで、山本さんとは気軽に話せる仲になっていた。
もうそういう感情で見てはなかったけど。

「今日は早上がりだったんです。」

「え、じゃあ何してたの?」

「林さんとお話ししたくて…。」

「マジで。どうしたの?なんか悩み事?」

俺はあったかい飲み物を二人分かって、ちょっと肌寒い公園に二人で腰かけた。

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:45:21.68 ID:MVIYUDCo0
支援

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:46:12.24 ID:wWPJ7ubLO
ここで山本さんフラグか

101 :1:2011/10/16(日) 03:46:40.04 ID:6FH1lNzy0
「実は、まだ誰にも言えてないんですけど…別れたんです。」

山本さんは手渡した缶コーヒーをあけずに握りしめたまま、そう言った。

「そうなんだー…。それはつらいよな。」

昔の俺なら女の子と話すだけでキョドってたのに
いまじゃ大切な人がいなくなったらどれだけつらいか
こころにぽっかり穴があくのがどれだけ苦しいことかわかるなんて
ゆうたと付き合って俺もずいぶん変わったなあって思って少し笑えた。


102 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/16(日) 03:46:56.26 ID:sRa62VYQ0
なんかいいな

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:47:52.83 ID:3zeHZqUD0
あ!山本さんを間にはさんで3Pすればよくね?俺天才じゃね?

104 :1:2011/10/16(日) 03:48:23.12 ID:6FH1lNzy0
「林さん、私のこと、どう思ってますか?」

「え。」

話が急に斜め上に飛んでいって俺はすっとんきょうな声をあげてしまった。

「どう思ってますか?」

「どうっていうと…仲良しだと思ってるよ。」

「そうですかぁ…。」

「うん。」

「仲良し以上には、なれないですか?」

「え。」

二度目の声裏返り。

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:49:39.73 ID:3zeHZqUD0
あーこうなるともう誰かが絶対泣く展開になるのか…辛いなぁ・・・3Pすればいいのに

106 :1:2011/10/16(日) 03:49:56.75 ID:6FH1lNzy0
山本さんは前の彼氏に浮気されたりして
離れたりくっついたりを繰り返してたらしく
もういい加減に疲れてしまって別れたらしい。

林さんみたいに真面目で大人な人と付き合いたいと言われ

「私、本気です!」

と最後に念押しされてしまった。

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:51:00.23 ID:lfdoY5AL0
お前これでゆうたくん捨てたんならちょっと怒るぞ
本気で怒るぞ

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:51:19.94 ID:MVIYUDCo0
でも山本さんも>>1がゆうたと付き合ってるのは知ってるんだよな。
そのあたりの心情はどうなんだろ。端から見たら>>1も立派なゲイだし。

109 :1:2011/10/16(日) 03:52:08.94 ID:6FH1lNzy0
なんということだ。昔惚れた女に今更告白されるとは。

どうして三年前に告白してくれなかったんだ。
いや、三年前の俺じゃせいぜいキョドって終わりだ。
いまの俺があるのはゆうたのおかげなんだ。

でも、いまOKすれば俺はついに彼女ができる。

念願の彼女ができる。

でも、でも、そのためにゆうたを切り捨てるのは…。

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:52:50.82 ID:X5zmDRqn0
つらいな

111 :1:2011/10/16(日) 03:54:05.32 ID:6FH1lNzy0
俺は頭を抱えてしまった。
このままあやふやにはできまい。

困った俺は、ゆうたに相談することにした。
もうすっかり街は冬景色のとある喫茶店でのことだった。

「ゆうた、さぁ…。あのさ、俺、告白された…。」

「誰に?」

「…山本さんに。」

突然ワッと泣きだすんじゃないかと構えた。
何て答えたの!?って怒るんじゃないかと構えた。

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:54:06.82 ID:lfdoY5AL0
だめだよ

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:54:23.76 ID:aenPpKLG0
ホモやビアンの間に入ってこようとする異性は死んで、どうぞ

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:56:03.66 ID:sRa62VYQ0
なんということでしょう

115 :1:2011/10/16(日) 03:56:34.38 ID:6FH1lNzy0
ところがゆうたは泣きも怒りもせず
チューっとストローでアイスティーを飲みながら

「そっかあ。」

とあっさり答えた。

「啓ちゃんは、どうしたいの?」

「…わからない。」

「そっかあ。」

ゆうたを目の前にしているのがこんなにつらいことはなかった。

「じゃあ、別れようか。」

「えっ…。」

ゆうたは、またしてもあっさりとそう言ってのけた。

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:56:57.83 ID:X5zmDRqn0
ゆうたの優しさに甘えすぎ

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/16(日) 03:57:13.03 ID:lfdoY5AL0
だめだよゆうたああああああああ

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